大学経営 T03 6月6日 (木) 16:00〜18:00
特色を踏まえた大学づくり
〜副学長、学部長の戦略を聞く〜
講演内容:
地域に愛される大学のススメ 〜10年間で志願者倍増の秘訣〜

前橋という地方都市にあり、1999年に国際社会学部のみで開学した新設小規模大学でありながら、10年間で志願者が倍増、在籍学生数もほぼ1.5 倍に増加した共愛学園前橋国際大学。
学生中心主義、地域共生、少人数教育(50名以下の授業が8割以上)を通じて、地方都市ならではの国際人=グローカル人材の育成に取り組まれており、例年の学生数増・難易度上昇、アクティブラーニング用の新校舎KYOAI COMMONSの建設やグローバル人材育成推進事業の採択等により、今、大きな注目を集めています。
「地方・小規模・新設」を全てメリットに転換する大学運営のカタチが、それらの実績と取組の背景にありそうです。18歳人口の減少と逆行する学生数増の秘訣を、国際社会学部長を10年間務めた経験を踏まえ、副学長に伺います。

共愛学園前橋国際大学 副学長
大森 昭生 氏


「気持ちを変える、人を変える」甲南CUBEの教育改革

甲南大学の新学部としてマネジメント創造学部は2009年に開学し、2013年3月、一期生を卒業させることとなった。日本の大学教育を変える挑戦として始まったCUBE(新学部)プロジェクトは完成年度を迎え、現在、設立時に議論された教育目標、教育内容が着実に実現されているか、現在どのような課題があり、今後どのような対応が必要とされるか、PDCAのサイクルの中で再検討を進めているところである。
 甲南大学において教育改革の実験場でもある新学部CUBEの現状について、その新しい学部、教育を実現することの価値と難しさを、喜びと苦しみを、紹介したい。

甲南大学 マネジメント創造学部 学部長
佐藤 治正 氏