大学の情報化 T04 6月6日 (木) 9:45〜11:45
これからの大学の情報基盤整備
講演内容:
大学の新しい情報化戦略のあり方〜「Waseda Vision 150」と「情報化推進プログラム」〜

大学等におけるさまざまな情報システムは、その重要性の拡大、ステークホルダーの多様化、クラウド、モバイルなどといったキーワードに代表される新しい技術によって、変革を余儀なくされている。しかし、その変革は、場当たり的なものであってはならず、きちんとした情報化戦略に沿ったものでなければならない。また、この情報化戦略は、大学全体として設定されるようになってきている戦略と合致するものでなければならない。一方で、情報技術は進歩が速く、長期的な計画を立案しにくい分野でもある。
 このような状況下での大学の新しい情報化戦略のあり方について、早稲田大学の例を採り上げながら、どのような新しい技術をどのように採用・活用していくべきかについて、実例を多く取り入れながら、かつ、その問題点も明確にしながら、述べていきたい。

早稲田大学 理事
理工学術院 教授
深澤 良彰 氏


青山学院大学の全学共通情報基礎教育の取り組みと支援体制

青山学院大学では、学部・学科に関係なく履修する幅広い教養教育システム「青山スタンダード」を学びの基礎としています。「情報スキルT」は、この教育プログラム体系の「情報の技能関連科目」に位置づけられる全学部共通の必修科目で、毎年約4,000人の学生が、IT-Aと呼ばれる先輩学生の支援を受けながら、e-learningによる自学自習と自動スキルチェックシステムにより学習しています。この教育プログラムの紹介と、それを支えている情報メディアセンターについて紹介いたします。

青山学院大学 情報メディアセンター 所長
社会情報学部 教授
宮川 裕之 氏