医療 O25 6月22日 (土) 9:30〜11:30
今後の看護教育
講演内容:
看護系大学に期待する能力開発

 看護系大学数及び入学定員は近年増加傾向にあり、平成22年3月の文科省「大学における看護系人材養成の在り方に関する検討会最終報告」でも、『平成4年の「看護師等の人材確保の促進に関する法律」の施行等を契機とした看護系大学の急激な増加(平成3年度11 校、平成22 年度現在188 校)』が進んでいるとされています。
一方、その質を担保するために本報告書では、学士課程においてコアとなる看護実践能力に関し、5つの群と20の実践能力として示し、それぞれの能力ごとに卒業時の到達目標を具体的に示しています。これを受け現在は多くの看護系大学で改革が進められています。
 このような流れを受け、また厳しい医療環境にあって、看護系大学の卒業生には何が求められているのか。また、そのために大学はどのような取り組みを進めるべきか。現場の第一線でご活躍されている秋山部長にお話しを伺います。


京都大学医学部附属病院 病院長補佐 看護部長
秋山 智弥 氏


看護技術教育におけるモバイル端末の活用
さまざまな分野で、モバイル端末の活用は進んでおり、看護教育においてもその波が少しずつ押し寄せてきているのが現状である。
 我々は、看護学生向けに2011年よりモバイル端末の一つであるiPadを活用して看護技術教育を行っている.iPadを1演習グループに1台配付し、アプリケーションやビデオ機能さらに電子書籍を活用し、看護技術教育を展開している.また、カメラ撮影機能も試験的に活用している。それらの具体的な紹介とともに、看護師向けのモバイル端末の活用についても紹介する。

中京学院大学 看護学部 助教
古田 雅俊 氏