アクティブ・ラーニング T27 6月7日 (金) 16:00〜18:00
アクティブ・ラーニング実践
講演内容:
アクティブ・ラーニングとその学習環境(聖心女子大学の取り組み)

 情報化の進展により、高等教育においても学習内容の精選、教育におけるICT活用などこれまでとは違った新しいカリキュラム、教育方法が求められています。大学は、学生の主体的な学び(ActiveLearning)を支援する場にたてば、どのような施設設備を整えていくべきか、2010年以降メディア学習支援センターでを通じ学生がいつでも自由に学習できる環境を構築した聖心女子大学での取り組みを例にアクティブラーニングの具体例に、その学習環境についてご説明いただきます。

聖心女子大学 教授
メディア学習支援センター長
永野 和男 氏


十文字学園女子大学でのアクティブラーニングへのアプローチ

2012年度にあった文部科学省補助金でアクティブラーニング教室の整備をおこなった。また、大学教育改革の一環として、アクティブラーニングを指向した授業の導入や学生に保障する学力についての検討を進めている。講演では、大学での状況や実践事例を報告すると共に、抱えている課題を共有したい。

十文字学園女子大学 学長補佐
人間生活学部 教授
安達 一寿 氏


新たなステージのアクティブラーニング環境創り

 アクティブラーニングは多くの大学で既に定着しており、高校生が進学校を決める選択肢の一つにもなってきている。一斉講義と違い、学生が自律的に課題に取り組む双方向型のスタイルは、学生の満足度向上に貢献しているが、一方では知識習得や成果が向上しているか?などの課題が浮き彫りになってきている。新たなステージを迎えるアクティブラーニングは、明確な目的・成果を設定、段階的に高度化するスタイルが一般的になると考える。当講演では空間デザインの視点から、大学内、フィールドを広く学びの場と捉え、目的・成果に合った進化する環境創りの考察を、事例などを通して紹介したい。

パワープレイス(株)