■
グローバル人材育成
|
T08
|
6月6日
(木)
13:00〜15:00
|
|
グローバル人材育成のための
様々な取り組み
|
講演内容:
グローバル人材育成教育と国際プログラム教育の諸課題 ー日留協働グループワーク・国際学生スタッフ導入の薦めー
かつて明治維新をむかえ、西洋の文明や技術を積極的に受け入れることにより急速な近代化というグローバル化を図っていた日本も、今世紀に入り、再びグローバル人材育成に関する様々な取り組みの検討や事業展開が行われるようになってきました。その間、日本語(母語)による高い水準の教科教育が可能となり、高度経済成長を迎え、産業大国そして先進国としての世界的認知を得たにも関わらず、ここにきてグローバル化が求められるようになった問題点はどこにあるのでしょうか?また、今後の日本、そして、日本の教育はどこへ向かうべきなのでしょうか? 本講演では、大学の国際戦略企画や英語による国際プログラム教育の現場を通して見えてくる諸課題の事例紹介と、本学が開講準備中の英語による学部プログラム「YOKOHAMA Creative-City Studies (YCCS) 」特別プログラムとグローバル人材副専攻に関する概要や制度を紹介し、これからのグローバル人材育成を見つめ直す機会にしたいと考えております。
横浜国立大学 国際戦略推進機構 教授国際戦略コーディネーター 鈴木 雅久 氏
昭和女子大学のグローバル人材育成に向けた取り組み 昭和女子大学では、昨年グローバル人材育成事業の採択を受け、海外分校「昭和ボストン」と世田谷キャンパスの両方で、グローバル人材育成に向けたさまざまな取り組みを行っています。1年生のうちに英語スキルを伸ばし、昭和ボストン留学後は、英語力のレベルアップ、近郊大学での授業履修のほか、地域でのボランティアや学生交流などの活動を行います。帰国後は英語による専門科目や留学生と一緒に行う多文化協働プロジェクトを通じて、多文化間のコミュニケーション力を身につけていきます。このほか、中国・韓国を中心とするアジア圏への留学も積極的に後押ししています。世田谷キャンパスでは専門アドバイザーによる英語学習指導、留学相談をはじめ、さまざまなイベントを計画しています。
昭和女子大学 国際交流センター 次長 山崎 真伸 氏
コミュニケーション重視の外国語学習を大学教育に導入するために
最近、学生や社会の要請に応えて、大学教育においてもコミュニケーション重視の外国語教育を導入すべきであるという声を聞く。しかしながら、大学教育にこのような学習プログラムを取り入れるのは容易なことではなく、様々な仕組みを大学と社会が連携して構築することが必要となる。 早稲田大学では、10年ほど前から「チュートリアル・イングリッシュ」や「CCDL(異文化理解プログラム)」などのコミュニケーション重視の英語学習プログラムを全学の学生を対象に実施している。また、「明治大学文明とマネジメント研究所」では、2年ほど前からフィリピンの英会話学校と提携し、「カランメソッド」と呼ばれるオンライン型のコミュニケーション能力訓練プログラムを実験的に実施している。 このようなコミュニケーション重視の英語学習プログラムを、どのようにして大学教育に導入するかを経験に基づいて説明する。
明治大学 国際総合研究所 特任教授 明治大学 文明とマネジメント研究所 事務局長 高木 直二 氏
|
|
|
|