図書館 T11 6月6日 (木) 13:00〜15:00
大学図書館(資料室)の様々な取り組み
講演内容:
アカデミック・リンクはどこまで進んだか

2012年3月の千葉大学附属図書館のリニューアルオープン以来、「アカデミック・リンク」のコンセプトの下でアカデミック・リンク・センターおよび附属図書館が取り組んできた活動の進捗状況と成果を紹介します。具体的には、新しい学習空間に関する調査、毎週火曜日と金曜日の昼休みに開催した「1210あかりんアワー」、授業のコンテンツ化の一環としての授業収録・配信、ALSA(Academic Link Student Assistant)の様々な活動、物理学問題集の電子化とmoodleを介した提供などを取り上げます。各取組みのこれまでの到達状況を示すとともに、今後の活動に向けた課題と計画についてお話します。

千葉大学 アカデミック・リンク・センター 特任助教
岡本 一志 氏


いま大学図書館に求められる教育連携と学修支援 〜「共読ライブラリー」による学修支援の試み〜

帝京大学 メディアライブラリーセンター グループリーダー
中嶋 康 氏


大学のDNAを伝え、学習の場とする情報発信基地〜豊田工業大学の新しい取り組みについて〜

近年、自分の大学の歴史や特色を学生に教える取り組みが活発化しています。本学はトヨタ自動車鰍ェ創設し、明治の発明王でトヨタグループの祖である豊田佐吉翁の遺訓「研究と創造に心を致し、常に時流に先んずべし」を建学の理念としています。発明王のDNA受継ぎ、創造性を養うことを目的に、昨年度より「創造性開発教育」をスタートさせました。また学生が先人の業績や学びの姿勢に触れて自身の創造性を磨くきっかけになることを期待して図書館内に「t-COMPASS」と名づけた展示室を設けました。学生が自分の学ぶ大学のルーツを発見し、自分自身の道を切り拓くヒントを見出す「羅針盤」となることを願っています。

学校法人トヨタ学園(豊田工業大学) 常務理事
柏原 正則 氏