震災と防災 T35 6月9日 (土) 10:00〜11:30
東日本大震災
避難所となった学校・その地域社会に対して果たした役割
講演内容:
3月11日午後2時46分。大きな揺れが襲った時刻、多くの学校では児童生徒・教職員が在校中であった。このことは(津波被災を免れた学校では)、多くの児童生徒の命が助かったことに結びついている。同時に被災地の多くの学校では当夜から、児童生徒・教職員とともに津波から逃れてきた地域住民の緊急避難所として機能することになった。阪神淡路大震災の経験にも触れながら、その果たしてきた役割について解説し、学校建築が備えておくべき防災・避難所機能について詳述する。

首都大学東京 副学長/都市環境学部 教授
上野 淳 氏