著作権教育 T34 6月9日 (土) 10:00〜12:00
デジタル時代の著作権教育
講演内容:
教育の情報化と著作権教育
平成20年告示学習指導要領では,教育の情報化に関わる内容の一層の充実が図られています。
その中で、著作権に関わる内容も各教科・領域等に盛り込まれ、小学校段階から指導を行うことが求められています。教科・領域を問わず、学校生活全般において、児童生徒も教師も情報,特にデジタル情報を扱う機会はますます増えていくと考えられ、著作権について、これまで以上に留意する必要があります。
 各教科等における著作権の扱い,情報教育,情報モラル教育との関連に加え,学校内で留意すべき著作権についても触れながら,著作権教育の在り方についてお話しします。

【コーディネータ】
横浜国立大学 教育人間科学部 教授
野中 陽一 氏

著作権に気を付けた情報発信
「著作権に気を付けた情報発信」という大単元を設定し,小学校第6学年を 対象に著作権教育を実践しました。
この大単元の中には,著作権教育を教科や領域に組み込んで指導する組み込み型単元と,1時間の取り出しとして指導する独立型単元とがあります。本発表では,単元の組み方や、中でも特に第4時国語 科で実践した「資料の引用について考える」を紹介します。
 引用して説明をする良さを感じ取り,正しい引用の仕方を 理解させるようにしていきたいと考えています。

静岡県富士市立丘小学校 主幹教諭
吉野 和美 氏

中学国語における引用の授業
筆者の考えを効果的に表現するために詩を引用している教材で、引用の目的や方法を学び、実際に書く活動を取り入れて著作物に対する意識を高めることをねらうことから始めた中学校国語での実践例を紹介します。
 国語科の指導として課せられていることをふまえ、上手に著作物を活用するために、周りにあふれている著作物を認識させ、許諾や引用など著作権上のルールを守ること、また、著作権が子ども達自身にもかかわることや、互いの著作物に敬意をはらって活用していくことの大切さを、教科の指導から気づかせたいと考えています。

山形県米沢市立第二中学校
金 隆子 氏

著作権に関する児童、生徒の実態
横浜国立大学と内田洋行教育総合研究所の研究グループは、平成23年度に、大学生、高校生、小学生とその担任教師に対して、著作権教育に関する調査を実施しました。
今回は、大学生、高校生調査の概要と小学生の著作権に関する意識、知識の実態や担任教師の指導との関連について紹介します。

内田洋行教育総合研究所