確かな学力 T10 6月7日 (木) 13:00〜15:00
学力向上に向けた自治体の取り組み
講演内容:
「小学校と中学校を繋ぐ学び」総合的な学力を育む小中一貫教育の推進
堺市では、子どもたちに育む学力を「教科学力」だけでなく「学びの基礎力」「社会的実践力」も含む「総合的な学力」と考え、これまでの全国及び堺市独自の学力調査結果を分析することで、各校の「学力向上プラン」を作成するなど検証改善サイクルの確立を進めている。平成22年度からは、小3から中3の全児童生徒を対象に本市独自の学力等実態調査「『子どもがのびる』学びの診断」を毎年実施、経年分析することで、学校の自主的・自律的な学校経営改善を進めるとともに、各種教育政策を検証することとしている。平成24年度からは、全43中学校区で小中一貫教育を推進し、静謐な学習環境の確立と総合的な学力向上に取組んでいる。

堺市教育委員会 学校教育部 参事 (危機管理・学力向上担当)
東 孝彦 氏

確かな学力の育成に向けた仙台市教育委員会の施策
本市では、2009年に児童生徒の確かな学力(「基礎的知識」「応用力」「学習意欲」を含む広い意味での学力)を育むために「確かな学力育成プラン」を策定し、その進行・管理を行う部署として「確かな学力育成室」を新設しました。本市の子供たちの学力の現状及び課題を把握するための「仙台市標準学力検査」と「仙台市生活・学習状況調査」、優れた授業を行うための「指導手法の充実」、基盤となる「指導体制の整備」、確かな学力を育成する上での前提条件となる「環境整備」など、「確かな学力」の育成に向けたさまざまな施策について紹介します。

仙台市教育委員会 学びの連携推進室 主任指導主事
本郷 栄治 氏