大学経営 T01 6月7日 (木) 10:00〜12:00
大学経営
〜特色ある大学づくり〜
講演内容:
東京家政大学のキャンパス統合の成果と学内組織の改革
東京家政大学は近年、着実に志願者を増やし続け、卒業後も多くの学生は在学中に学んだ専門性を生かした職種に就職しており、進路決定率は90%以上、国家試験合格率も全国平均を上回っています。
 この背景には、平成21年に行なった板橋キャンパス統合により、4年間一貫して教育・研究が出来るようになったことに加え、学内組織も一本化され意思統一も図れるようになったことがあります。
 他に先駆け12年前に入口(入試)と出口(就職)を統合した進路支援センターの立ち上げなど学園創立131周年を迎えた同大学の進化と改革について、豊富な経験を持たれる清水理事長にお話しいただきます。

学校法人渡辺学園 東京家政大学 理事長
清水 司 氏

中長期計画の実質化によるマネジメント改革
昨年から『教育学術新聞』の連載「改革の現場―ミドルのリーダーシップ」の調査・取材で毎月2〜3大学を訪問、短期間で30近い大学を訪れ、困難な環境の中、厳しい現実と切り結び改革を推進する中堅幹部、ミドルの奮闘の実相、改革前進への努力と成果、実践経験を見てきた。
そこには、政策策定とその浸透、実効性のある遂行システム、人と組織の動き、トップと現場の一体化、構成員を動かして目標実現に迫る様々な共通の原理が潜んでいる。そしてその中核には、具体的な目標と計画に基づく経営・教学運営、中長期計画に基づくマネジメントの構築がある。事例を基に見ていきたい。

日本福祉大学 常任理事
桜美林大学大学院 教授
篠田 道夫 氏