大学改革 O11 6月15日 (水) 16:00〜18:00
大学評価、大学改革の取り組み
講演内容:
大学評価の現状とその方向性―第2期認証評価期間を迎えて
すべての大学に義務づけられた認証評価は、最初の7年間が終わり、第2期が始まります。大学は、ますます、自律的に自らの活動を確認し、実のある取組を自ら創出していくことが求められます。そこで、これから大学に必要とされる教育の評価のあり方に関して、大学評価やファカルティ・ディヴェロップメント(FD)などの現状とこれからの方向性について、改めて考えてみたいと思います。

京都大学 高等教育研究開発推進センター 教授
大塚 雄作 氏

データに基づく教育改革〜IRによる教学マネジメント〜
IR(Institutional Research:機関研究)とは、個別大学内の様々な情報を収集して、数値化・可視化し、評価指標として管理し、その分析結果を教育・研究、学生支援、経営等に活用することです。
大阪府立大学では、具体的な取り組みとして、大学教育の質保証システムの整備に向け、成績データを含む学生情報と学生調査のデータを連携させて総合的に分析し、学生本位の教育改善を進めることを目指しています。また、戦略連携GPの取組として、同志社大学・北海道大学・甲南大学との間で上記のデータを相互比較可能な形で分析し大学としての強み・弱みを教学改善に活用する試みを始めています。当日は、上記の取組の内容、具体的な改善事例等、実践的なお話しを頂きます。

大阪府立大学 副学長
高等教育推進機構長 教授
高橋 哲也 氏