学校経営 T07 6月2日 (木) 13:00〜15:00
豊かな心、確かな学力を育む学校経営
講演内容:
人間関係づくりが、学力だと考えています
池中マイタウン・プロジェクト(MTP)とは、「子どもたちが将来の夢を育むこと」に、学校・家庭・地域の多くの人が一緒になって応援していこうという取り組みです。この大きな狙いは、やはり『子どもたちの学力向上』です。MTPの取り組みを行うことで、多くの方に関わっていただくことで、学習支援から、心のサポートまで様々な面で、広く対応できるようになってきています。
『地域密着型』の新しい公立中学校を一緒に創っていこうという人が増えています。学校を中心として、人と人とのつながりを地域に作ることは、安心・安全な街るくりに繋がると考えています。

池田市立池田中学校 前校長
横山 泰介 氏

参画意識を育てる学園・学校経営の工夫
三鷹市では、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育が推進されている。その中で、中原小、東台小、第五中の3校からなる鷹南学園は2009年9月に開園した。以来、小・中一貫教育は目的ではなく手段というキーワードのもとに様々な教育活動を実践してきている。
こうした教育活動の根本となるのは学園の教職員の当事者意識である。それには、小・中一貫教育の価値を実感させるとともに、小学校同士の連携の重要性に気付かせること、さらには、学園の諸課題に教職員自身がかかわる環境をつくることやコミュニティ・スクール委員会を中核とする地域、保護者との協働が欠かせない。

鷹南学園三鷹市立中原小学校 校長
喜多村 晃 氏

【地域力を高めるために学校が行うこと】
〜地域にオーラを放つ学校づくり〜

これからの学校は「授業が変わる」「教材が変わる」「子供が変わる」として出された国の施策も、なかなか現場には浸透していっていないのが現状である。忘れてならない事は、まず「教師が変わる」ことである。「教師や学校を変わらせる」ため、”地域にオーラを放つ学校づくり”をテーマとし、「学校の卒業アルバムのデジタル化と地域教材づくり」「生物育成授業のための取り組み」「地域講座の提供」「低予算での学校改造(廃材活用)」「図書室改造」「学校に必要なソフト開発(道徳・特活)」や島原半島世界ジオパーク日本第一号認定に伴う、郷土教材の先進的な取り組みと2012年の世界大会に向けての取り組み例など創意工夫を凝らし、教職員・地域を巻き込みながら学校リニューアル計画を進めている校長の長年に渡る取り組みを紹介する。

長崎市立茂木中学校 校長
江 敏夫 氏