就業力 T23 6月3日 (金) 13:00〜15:00
就業力強化のための様々な取り組み
講演内容:
就業力強化〜「チバイチバン」プロジェクトの全学的推進
ビジネスコミュニケーションに必要な資質能力(就業力)を”チバイチバン”力として、独自に指標化。この力を向上させることができる科目をシラバス上で学生に提示。学生は、伸ばしたい能力・分野を考慮して科目を選択する。
また、この力を向上させることができる実学的専門科目、キャリア科目を新たに設定。これを推進する「『ちばいちばん』プロジェクトの全学的推進」事業は、平成22年文部科学省「大学生の就業力育成支援事業」(就業力GP)に採択されました。
推進に当たっての課題やその解決方法等を、推進のご担当からご説明いただきます。

敬愛大学 キャリアセンター兼 大学企画戦略室主査
保倉 行敏 氏

神田外語大学におけるキャリア教育プログラムの考え方
神田外語大学では、全学科の学生を対象に「キャリアデザイン」、「キャリア開発」、「ビジネス・インターンシップ」といったキャリア教育の授業科目を設置しています。また、2009年度に設置された「国際コミュニケーション学科国際ビジネスキャリア専攻」では、「キャリア研究」や「企業研究」そして「企業インターンシップ」が必修となっています。キャリア教育といっても一様ではなく、各大学の専門科目や学生の志向によって多様なものであると考えております。本学は、外国語学部単学部の大学で、学生は英語を中心にヨーロッパやアジアの言語を学んでいます。そのためか、入学してくる学生は、人と接することを好む、コミュニケーションが好きなタイプが多いようです。本学で置かれているキャリア教育科目設置の考え方、そして内容をこれまでの経験のなかから皆さまの参考になるようにお話ししたいと思います。

神田外語大学 キャリア教育センター長
国際コミュニケーション学科 教授
北原 賢三 氏

「就業力」育成の施策と大学の役割を考える
平成22年に始まった「就業力」育成事業は各大学に多大な影響を与えている。また取組みの状況も、事業の目的を検討する時間もないままに開始された大学、過去の現代GPの延長と理解している大学、大学設置基準の改正と関係付けている大学と様々である。取組みの実践にあたっては、各大学の設置目的や学生の特徴、社会的・経済的環境等が影響するために決して簡単ではない。事業も2年目に入り、このような事業が成果を挙げる条件は何か?何か成果か?を検討しなければならない現状にあることを考え、改めて、大学教育の役割としての就業力育成とは何かを考えてみたい。

立教大学 大学院ビジネスデザイン研究科 特任教授
渡辺 三枝子 氏