学校の環境づくり O27 6月16日 (木) 16:00〜18:00
CANVAS・フューチャークラスルームツアー
情報化、国際化、地域文化等を取り入れた最先端の学校づくり
講演内容:
CANVAS・フューチャークラスルームツアー
※貸切バスでユビキタス協創広場CANVAS(谷町4丁目)へ移動します。

地域・文化を生かした学校づくりへの取り組み
学校は地域のシンボルであり、立地する周辺環境との関係を読み解き、地域の歴史・文化を学校づくりに生かす視点が特に大切です。一方、利用者である生徒たちや地域住民が学校づくりのプロセスに参加し、その思いをかたちにすることにより、学校への愛着が生まれるものであると思います。
その事例として、古の都である奈良と京都に立地する2校での取り組みを説明させていただきます。奈良学園奈良文化高等学校は、葛城山・二上山を望む緑豊かな自然環境を最大限生かした中庭を囲む校舎であり、生徒たちとのワークショップによるサイン計画を実践しました。京都市下京中学校は、周囲を町家に囲まれた環境に立地し、格子や坪庭を採用した京都らしい校舎であり、計画段階で地域住民とのワークショップを行いました。

(株)日建設計 設計部長
渡辺 豪秀 氏

21世紀型国際学校の試み〜同志社国際学院の挑戦〜
日英バイリンガル教育を行うDIA初等部(6 学年、2011 年4 月開校)は、学校教育法第一条に基づく一条校として学習指導要領に基づく学習内容を、世界的に高く評価されている国際的な教育プログラムのフレームを使いながら学び、教科を結ぶテーマ学習を学習の中心とする探究型学習を実施します。授業言語は、文部科学省の認可を受けた教育課程特例校として、1 年生から6 年生まで総授業時間数の約55%を英語で、約45%を日本語で行うことになります。日本語をしっかり勉強したうえで英語の力をつける「日本語基盤型の日英バイリンガルスクール」です。
 一方、2011年9月に開校する同志社国際学院国際部(Doshisha International School, Kyoto=DISK)は1 年生から12 年生まで、全12学年の児童・生徒が、世界標準のカリキュラムとして国際的に高い評価を受けている国際バカロレア(International Baccalaureate=IB)で学ぶ予定のインターナショナルスクールです。既に2011年5月にDISKの11年生・12年生が学ぶIBのDiploma Programについては国際バカロレア機構(IBO)から「候補校」として認定を正式に受け、DISKのIB World Schoolとしての一歩目を踏み出しています。
  このような2校を併せ持つ同志社国際学院(DIA)の持つファシリティーを紹介しながら、21世紀型インターナショナルスクールの条件を、ハード・ソフトの両面からお話しします。

同志社国際学院初等部 校長
Doshisha International School,Kyoto Head of Schools
大迫 弘和 氏