大学改革 T16 6月3日 (金) 10:00〜12:00
大学改革
〜質の保証と評価〜
講演内容:
今こそ大学改革の本質を考えよう 質保証の時代に必要なもの
近年、大学は大きくその姿を変えつつあります。その要因はさまざまですが、変化のための政策や大学の努力は「大学改革」と呼ばれるものでありましょう。しかしながら、さまざまな努力も年月が経つと、やがて目的と手段が入れ替わってしまうのが世の常であり、大学改革も例外ではありません。例えば皆さんは「質保証」とか「PDCAサイクル」などの用語から何を想像されるでしょうか。ただ受け入れるだけではなく、大学改革がを必要とする背景を理解しなければ、大学の将来はないと断言しても過ぎることはありません。講演では、皆さんが大学に何を求めるべきか、大学はどのように社会の要請に応えるべきか、など大学改革の本質に迫ることによって、大学改革の真の課題を考えることを目的とします。

広島大学高等教育研究開発センター所長 教授
山本 眞一 氏

大学の多様性と評価
大学評価は今年度より2順目に入り、大学自身の実質的な改善が求められることになります。新規な外来語や風変わりな方法に引きずられるのはやめて、素直な改革に取組むことが大学の質保証につながります。地に足をつけた検討を紹介します。

京都大学 大学院 工学研究科 教授
日本学術会議第三部会員
北村 隆行 氏