■
語学教育
|
O14
|
6月15日
(水)
16:00〜18:00
|
|
語学力強化のための様々な取り組み
〜語学力強化とマルチメディア〜
|
講演内容:
英語教育についての諸問題:どのような環境を提供できるか H15年度に「英語が使える日本人育成のための行動計画」が打ち出されて7年が過ぎました。この間に、教育界では様々な取り組みがなされてきました。では実際に日本人の英語コミュニケーション力は確実に向上したのでしょうか。グローバル化が進む今日にあって、母語の異なる人々の間をつなぐ国際的共通語と認識されている英語を、どのようにすれば身につけられるのかは、今なお重要課題です。こうした英語教育における諸問題を我が国の英語教育の歴史と現状などから探り、学習者にどのような教育環境を提供できるかを考えていきます。
大阪大谷大学 文学部 英米語学科 准教授 外国語教育メディア学会(LET) 本部事務局長 小山 敏子 氏
Differentiated instruction in a university English PC@LL setting (PC@LL環境における大学英語の個別教授方法について) 本プレゼンテーションでは、多種多様なCMC(コンピューターを介したコミュニケーション)の取り組みをうまく利活用していくために、PC@LLを用いた個別教授法形式の授業をご紹介します。 PC@LLは、4つの言語スキルをリスニング授業に組み入れるために使われます。 学生は教材を活用し、リスニングしたものを書き言葉や話し言葉の形式へ変換します。また、教科書・ポートフォリオ・個々の生徒の中間言語・教室でのPC@LL活用といった4つの要素を統合的に利用することによって、リスニング力における自信を高め、リスニングとリーディング・ライティング・スピーキングを結びつける力を高めています。 教材は、教科書や補足資料の主題/構成単位に基づいています。 個々のレベルに応じて、リスニング力に自信をつけるという目標をもって、学生はコンテンツやトピックスの文脈の理解に集中しました。 学生が更に自発的・自主的な語学学習者となることが期待されています。
名古屋商科大学 コミュニケーション学部 准教授 Kevin Watson(通訳付) 氏
ICTおよびCALLを活用した音声指導と生徒の自主的な学び 新学習指導要領にもとづいたICTおよびCALL教室を活用した効果的な英語の発音・音読指導の実践を紹介し、その効果と今後の可能性をさぐる。まず教室でICT機器を効果的に利用した英語授業の中での発音・音読指導の一例を紹介し、どのように生徒の学習に対する関心と意欲を高め、授業内の発話回数を増やしていくかについて述べる。次にCALL教室でPC@LL、ATR CALL BRIXを利用した生徒それぞれのレベルに応じた英語学習と生徒の理解度を高める工夫、さらに生徒の自主的な学びを引き出す家庭でも利用可能なATR CALL BRIXのシステムについて紹介する。
同志社中学校・高等学校 英語科 教諭 反田 任 氏
|
|
|
|