教育の情報化 O22 9月16日 (木) 13:00〜15:00
【基調講演】
これからの教育の情報化の在り方
ICT活用で学力を高める授業の視点
ICT活用を浸透させる教員研修と環境づくり
講演内容:
【基調講演】
これからの教育の情報化の在り方
改定された学習指導要領の総則と各教科の章において、ICT(情報コミュニケーション技術)の活用に関する記述が増え、それらを踏まえた「教育の情報化に関する手引」が文部科学省から公表されるなど、教育の情報化とその活用に関する基本的な考え方や具体策が示された。
また、スクールニューディールにより、各学校におけるICT機器整備が進められるなど、学校教育におけるICT活用を一層促進するための環境が整ってきた。
平成22年度文部科学省委託事業「電子黒板の活用により得られる学習効果等に関する調査研究」成果を踏まえ、今後の教育の情報化の在り方について、学力とICTに関する幅広い見地からお話しいただきます。

東京工業大学 監事(常勤)・名誉教授
清水 康敬 氏

ICT活用で学力を高める授業の視点
平成21年度の学校ICT環境整備事業によって,多くの学校に電子黒板等のICT機器が整備されましたが,今後は,これらのICT環境を効果的に活用して,児童生徒の学力向上につなげていることが期待されています。
そこで,授業改善や学力向上の視点から,新たに整備されたICT機器をどのように活用すればよいかを考えます.特に,授業での日常的な活用が期待される電子黒板について,活用のポイントや留意点を考察します。

熊本県教育庁教育政策課 指導主事
山本 朋弘 氏

ICT活用を浸透させる教員研修と環境づくり
学校におけるICT機器の整備に伴い、教員のICT活用に関する様々な研修会が、教育委員会、教育センター、学校で実施されています。
本発表の前半では、学校にICT活用を浸透させるための教員研修について、平成22年度文部科学省委託事業「電子黒板の活用により得られる学習効果等に関する調査研究」成果も踏まえながら考察します。
また、発表の後半では、電子黒板の活用状況調査の結果をもとに、とくに電子黒板を活用した学習環境や研修環境について考えます。

長崎県教育センター研修部 指導主事
本多 博 氏