語学教育 T35 9月24日 (金) 10:00〜12:00
語学教育の先進事例
〜学習スタイルに応じたCALL の様々な利用〜
講演内容:
自律学習を促すブレンディッド・ラーニング形態のCALL授業
学習スタイルを考慮したCALL授業を行うために行っているブレンディッド・ラーニング形態のCALL授業を紹介し、
それがどのように学習者の自律学習に貢献しているかを紹介する。

東洋学園大学人文学部 専任講師
下山 幸成 氏

CALLを使った自律学習の促進−明星大学の取り組み
この話は、学生の外国語力向上のために明星大学人文学部国際コミュニケーション学科で展開しているCALL教室を使った授業を紹介する。特に、CALL教室を学生の自律学習促進のために活用している。授業を展開する中で明らかになってきたいくつかの課題のうち、3つを取り上げて、それに対する取り組みを紹介する。その課題とは、
1. 学生による自己評価をどのように確立させるか。
2. 学生の自律学習を促進するための教師の役割。
3. 教師による学生の評価 である。
更に、Strategy Inventory for Language Learning(SILL)を使った学生の意識の変化についても述べる。

明星大学人文学部 国際コミュニケーション学科 教授
岩下 俊治 氏

プラクティス重視のCALL教材開発
昨今、MOODLEを中心としたLMSの導入が活発ですが、語学教育のみならず様々な状況に対応できる汎用性の高さからこれは当然の流れと言えるでしょう。秋田県立大学でも「CALL」という授業科目を中心にMOODLE を導入し、全英語教員が運用しています。しかし、語学教育においては、プラクティスのあり方がまず論じられるべきで、マネージメントはその次のステージです。
本セミナーでは多読・速読用に開発されたプラクティス重視、言い換えれば学習者中心のe-ラーニング・プログラム「PREMA」を用いたリーディングの実践、そして「多読・速読10万語チャレンジ」についてご紹介いたします。

秋田県立大学 総合科学教育研究センター 准教授
岡崎 弘信 氏