教育の情報化 O23 9月16日 (木) 13:00〜15:00
教育分野におけるクラウド・コンピューティングの可能性
講演内容:
教育クラウドが切り拓く授業の情報化と校務情報化の新たな世界
従来,授業の情報化や校務情報化は校内サーバや教育委員会内サーバを活用し,その結果,中小自治体では導入コスト高,大規模自治体ではメンテナンスコスト高が障害であった。教育クラウドの導入により,この両者のコストを下げて導入を促進すると共に,信頼性を高め,サポートもしやすくなる。しかし,授業の情報化では従来型のクラウドで提供可能だが,校務情報化ではは個人情報や成績などのセンシティブデータを安全に扱うため,特別な配慮が必要となる。本講演では,教育クラウドの要件とそれがもたらす可能性について述べる。

鳴門教育大学大学院 准教授
藤村 裕一 氏

マイクロソフトのクラウドと学校におけるクラウド現実解
今、巷で流行っている「クラウド」ですが、実はマイクロソフトは既に15年間以上クラウドサービスを提供しています。国内外のクラウド事例を交えながらマイクロソフトのクラウドをご紹介し、学校で本当に使えるクラウドとは何なのか?現実解を探ります。

マイクロソフト(株)エデュケーション シニアインダストリーマネージャ
滝田 裕三 氏

教育分野における・コンピューティングの実務と今後のテーマ
教育分野における校務や授業支援システム、コンピュータ教室等、時流と共に幅広く拡大・拡張されたITインフラ。これらをクラウド・コンピューティングに適応させる方向性について体系的に解説する。
続いて、実際にクラウド対応した複数事例をベンチマークに挙げ、その具体的な手法や現状評価、留意点についてを述べる。
最後にクラウド・コンピューティングの新たな適応分野における可能性やテーマについて提案してゆきたい。

(株)内田洋行
オフィスエンジニアリング事業部 ネットワークテクニカルセンター部 部長
村田 義篤 氏