教育の情報化 T08 9月22日 (水) 16:00〜18:00
普通教室における電子黒板活用
講演内容:
毎日の何気ない利用から始める電子黒板活用
本校では、昨年度の1月25日に電子黒板を活用した教育に関する調査研究校として、全学級(20学級)に電子黒板が設置された。どのように活用してよいのか、どう活用すれば効果的なのか、まったくわからないまま「とりあえず使ってみよう」を合い言葉に活用が図られた。
設置されて約半年が経った現在、子どもの登校と同時に電子黒板のPCを起動させて、授業で活用している。身近にある電子黒板は、教師も子どもも楽しみながら自由に触れることができるのため、使い方も日々進化している。主に書画カメラを使用した資料拡大掲示が主流だが、子ども達も積極的に電子黒板を使用して発表する姿がみられる。毎日、何気なく使っていこうを合い言葉に効果的な活用がないか実践を積み重ねている。

千葉市立轟町小学校 教頭
町井 公明 氏

千葉市立轟町小学校 研究副主任
峰 成治 氏

電子黒板の活用でアナログとデジタルが共存する豊かな教室を!
(1)黒板は学校の文化の証(あかし)
黒板は、日本の学制の発足とともにアメリカから導入されました。黒板は学校には欠かせない道具の位置を占めてきましたが、その重要性について今まで議論されることはあまりありませんでした。
しかし、電子黒板の導入によって、今黒板が見直されつつあります。電子黒板の導入によって、現在の黒板やホワイトボードがなくなることはないと思いますが、アナログとデジタルが共存する豊かな黒板文化が創造されるのではないかと思っています。

(2)電子黒板の特徴を生かした活用
墨田区立文花中学校には、ボード型、プラズマ型、ユニット型の電子黒板がそれぞれ複数台あります。また、ICTルームという教室をはじめ、電子黒板が常時使用できる教室があります。電子黒板はあくまでも教具の一つですが、学校の文化を変える、「夢の道具」になる可能性を持っているのではないかと思っています。

墨田区教育委員会事務局
教育情報担当
渡部 昭 氏

〜もっとカンタンに〜
デジタルだからこそできる!カンタンおもしろ授業

現在多くの学校に配備されているはずのe黒板ですが、実際に活用している学校は少ないのではないでしょうか?これは、「e黒板」はムズカしそう、という先入観などのハードルの多さが原因にあると思います。
そのハードルを一つずつとりのぞき、e黒板ならではの利点を活用した実践を紹介します。教師自身が楽しくカンタンに授業ができないと意味がないですよね。来場された皆様にとって、そのハードルを乗り超えるためのヒントになればと思います。

鎌倉市立第一小学校 教諭
梅村 侯夫 氏

鎌倉市立山崎小学校 教諭
上 太一 氏