サイエンス O03 9月15日 (水) 10:00〜12:00
先進的な科学教育の取り組み
〜スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の実践事例より〜
講演内容:
県立明石北高校のSSH -Keep On Researching-
兵庫県立明石北高等学校の概容と、本校のスーパーサイエンスハイスクールの概要、指定に至った経緯、初年度である今年度に実施してきた事業などについてご紹介します。

兵庫県立明石北高等学校 校長
栗岡 誠司 氏

数学に重点をおいた次代の国際科学者養成プログラム研究について
本校は平成20年度に文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクールの指定を受け、3年目となり、「国際感覚豊かな次代の科学者養成のための研究」として、理数科を中心に、科学への意欲・関心の向上、プレゼンテーション能力の開発、論理的思考能力の育成について実践を行っている。その取り組み内容の紹介、および生徒の変容とその効果についての分析結果を報告する。平成22年の3月に実施した「高校生国際科学会議」についても紹介したい。また、本校は文部科学省より「コアSSH」にも指定されており、数学教育に特化した研究開発を行い、大阪府の数学教育の中心的役割を担っている。その取り組み事例についても紹介する。

大阪府立大手前高等学校
宮城 憲博 氏

科学教育の国際化拠点校を目指して
立命館高等学校は、2002年にスーパーサイエンスハイスクールの指定を受け、本年度より3期目に入った。本校を特徴づける研究課題は、科学教育の国際化である。海外の先進的な理数高校とおつきあいする中で、将来グローバル水準で活躍する科学者や技術者の卵の育成するために、「学生版の国際学会」を開くことが検討された。その実現したものが、現在各国持ち回りで開催されているInternational Students Science Fair (ISSF)と本校独自開催の立命館Super Science Fair(RSSF)である。RSSFは今年で8回目を数え、海外約20カ国・地域、30校を超える学校が参加する予定である。今回は、これらのFairが科学教育にどのような変化をもたらしたのかを考察する。

学校法人立命館 立命館中学校・高等学校 副校長
上杉 兼司 氏