サイエンス T19 9月23日 (木) 13:00〜14:30
【特別講演】
これからの理科教育を考える
〜新学習指導要領に向けた教育環境〜
講演内容:
教育の過去を振り返り、教育環境の変化と学習指導要領の性格を明らかにし、現在の課題をとらえ、21世紀の国際化時代に力強く生きる児童生徒の人間像を明確にして、新しい教育のあり方を示します。

これからの新しい理科教育は、
(1)自ら仮説を立てる活動、
(2)実験観察を行う活動、
(3)結果を分析・解釈する活動、
(4)日常生活の現象を科学的な用語で説明する活動を重視していくこと
です。

この度の理科教育振興の重点政策の実行で、理科教育は全国各地で盛り上がりつつありますが、特に、(5)の教育活動が我が国では不足していて、知識技能の活用による思考力・判断力・表現力を高める授業展開が必要です。

広島大学 名誉教授
武村 重和 氏