英語教育 O26 6月18日 (木) 13:00〜15:00
外国語学習の将来へ 「国際社会に連動する英語活用」
〜やる気、実感を育てる授業の工夫〜
講演内容:
住吉高校国際文化科を中心にした特色ある語学授業について〜CALLシステムを最大活用しています〜
住吉高校は国際文化科・総合科学科を擁する大阪府立高校です。
特に語学教育においては3名のALTが常駐し、ティームティーチングや少人数授業を実施しています。また、コンピュータ教室とLL教室が融合したCALL教室はフル稼働で有効活用されています。他にも英語だけで過ごす英語合宿や国際交流など住吉高校ならではの語学教育の特徴をご紹介いたします。

大阪府立住吉高等学校 指導教諭
藤井 千恵子 氏

学ぶだけでは力はつかない、どう発信させ、自信を持たせるか
iPod、Call教室、Moodleを活用した授業を展開。教室の学び、国際交流での学び、海外フィールドワークの学びを通して、英語の使い手を育てる。国際福祉開発学部での英語活用デザインを紹介。学習者自らが価値を感じ、英語プレゼンテーションを通して変化成長しく道筋とは。英語を使い体感してさらに目標を得る体系的な英語学習プログラムを紹介する。

日本福祉大学 国際福祉開発学部 教授・学部長補佐
影戸 誠 氏


国際交流学習・留学により、どのような英語力が習得できるか?
日本の英語学習環境では、たとえ教室内で高得点を取得しても、日常的に英語を使う機会が少ないため、英語力を維持し、自力で発展させることは困難な状況です。そこで教室で習得した英語を、実際に国際的な場面で使うことで、国際社会に連動する英語活用の可能性について考察します。具体的には、(1)「英語力の要素」:学習適性、動機づけ、コミュニケーション力、語用論的能力、(2)「効率的英語習得法」:言語習得・自律学習・認知科学からのアプローチ、及びこれらを用いた現実世界での意見交換・意志決定・問題解決タスクの実践の場である(3)「国際交流学習」、さらにトータルイマージョンとしての(4)「留学」における英語力習得の検証法について考察します。

関西大学 外国語学部 教授
吉田 信介 氏