サイエンス教育 T40 6月6日 (土) 9:30〜11:30
新しい理科教育
講演内容:
新しい理科教育
昨年3月に改訂された新しい小・中学校学習指導要領では、理科について、大幅な授業時数増が図られるとともに、指導内容の充実、観察・実験重視の方針が示され、本年4月から、その一部が先行実施されている。文部科学省では、その円滑な実施を図るために、補助教材の作成・配布、教員研修の充実、理科支援員の配置促進などの条件整備に努めているが、その一環として、平成21年度補正予算案に、理科教育設備整備費等補助金200億円(事業費ベースで400億円)を計上した。これは、近年の補助金実績に比して、実に15年分に相当し、全国の学校の理科設備の飛躍的な充実が期待されている。このような理科教育をめぐる最近の動向について解説する。

文部科学省初等中等教育局教育課程課 課長
高橋 道和 氏

小学校理科の移行措置先行実施と理科教材の整備について
小学校理科の新学習指導要領の平成23年完全実施に向けて、本年度から移行措置の先行実施が始まっている。
移行措置で新たに加わる学習内容や指導のあり方、それに伴う理科教材の整備について解説する。

文部科学省初等中等教育局視学官
日置 光久 氏

文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官
国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部 教育課程調査官
村山 哲哉 氏

中学校理科の移行措置及び高校学校理科学習指導要領について
中学校理科の新学習指導要領の平成24年度完全実施に向け,本年度から移行措置が始まっている。移行措置で新たに加わる学習内容や指導の在り方などについて解説する。
また,高等学校においても本年3月に新学習指導要領が告示となった。改訂の趣旨や科目構成,各科目の内容等,その概要についても解説する。

文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官
国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部 教育課程調査官
清原 洋一 氏