サイエンス教育 T45 6月6日 (土) 13:00〜15:30
宇宙教育シンポジウム
〜宇宙が子どもたちの心に火をつける〜
「宇宙教育における宇宙を使った教材・授業例の紹介及び意見交換会」
講演内容:
新学習指導要領に対応した宇宙教育教材の開発と活用
JAXA教材開発委員会が開発した宇宙教育教材について、
その開発の考え方や授業での活用方法を具体的にご紹介します。

子ども・宇宙・未来の会理事
遠藤 純夫 氏

「だいち」の衛星画像を使った小学校理科の授業例
小学校5年生では「流れる水の働き」について学びます。学校では身近な川や山で観察を行ったり、砂場などの小さな流れを作って実験を行ったりします。しかし、大きな地形のでき方のダイナミズムを実感を伴って理解することは困難を伴いました。この困難の解決のために必要とされるのは「宇宙からの視点」ではないでしょうか。そこで、衛星「だいち」が撮影した画像を活用した実践例を紹介したいと思います。

東京都国分寺市立第七小学校 教諭
遠藤 康弘 氏

「環境に配慮したくらし方の提案」〜50年後の未来から〜

―総合的な学習で取り組んだ環境教育学習の実践―

中学1年生の総合的な学習の時間では「環境」をテーマに学習を進めています。50年後の未来を想定し、自分たちが開発した商品、くらし方の工夫などについて提案を行った実践例を紹介します。

東京都千代田区立九段中等教育学校
教諭 安川 礼子 氏

どの教科でもできる!宇宙を活用した授業実践
〜SEEC2009に参加して〜

ここでは、アメリカはスペースセンター・ヒューストンで毎年行われている「宇宙を教育に利用するためのワークショップ(SEEC)」に参加し学んだこと、そしてそれをもとにして行った、小学校低学年でも実践可能な授業例などをご紹介します。
学校では「生きる」ために必要なことをたくさん勉強します。そのとき、勉強している内容と「宇宙」とのつながりがわかったら、子どもたちは目を輝かせ、わくわくすることでしょう。理科に限らず、その他の教科でも宇宙に目を向けることで養われる想像力や好奇心は、きっと将来を生きる力につながり、そうした宇宙教育は、子どもたちが夢に近づくための力を引き出して伸ばしていってくれると思います。

大阪府枚方市立殿山第一小学校
教諭 竹内 絵理 氏


JAXA教材紹介及び意見交換会

「学校教育における宇宙に関する素材の活用について」

司会:下田 治信 氏(東京都昭島市立福島中学校 主任教諭)