英語教育 T19 6月5日 (金) 13:00〜15:00
先端テクノロジーと英語教育の融合
講演内容:
【対談】英語音声教育再考:技術とメディアをブレンドする知恵
コミュニケーションに使える英語力が求められるようになって久しいにもかかわらず、日本人の英語力が向上したという状況にはありません。
英語学習の開始が低年齢化し、目標とするスキルも多様化するなど、日本の英語教育がカバーすべき領域は広がっています。教育、認知科学、音声情報処理工学などの学問分野が一緒になって、英語教育の新しい形を創生するべき時がきているといえます。使える英語力を育成するために必要な技術やメディア、そしてそれらをブレンドする知恵について考えます。

ATR Learning Technology(株)学習デザイン研究所 所長
神戸大学 大学院 客員教授
山田 玲子 氏

早稲田大学 法学学術院 教授
情報教育研究所 所長
原田 康也 氏

【事例発表】リスニングのメカニズムとICTによる英語学習
なぜ英語が聞き取れないのでしょうか。リスニングのメカニズムに焦点をあてて、その要因について解説します。英語、特にリスニング学習には、正確な繰り返しとフィードバックが必要とされますが、ICTを効果的に利用することにより、時と場所を問わない豊富な学習が可能になります。本学では、この4月よりATR CALL BRIXを導入し、全学生に対しリスニングを中心とした基礎力アップとTOEIC対策を実施しています。また附属小学校ではATR CALL Juniorを昨年度より授業の一環として組み込み、一定の効果をあげています。ATR CALLの特徴および、それぞれのカリキュラムと具体的なレッスンプランを紹介します。

大阪教育大学 英語教育講座 教授
吉田 晴世 氏