教育の情報化 T28 6月6日 (土) 9:30〜11:30
【公開授業】
普通教室でのICTを活用した小学校国語・算数授業
講演内容:
6年生・国語 教材名:古典『枕草子』
"新学習指導要領に「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項」として、新たに小学校で古典を扱うことが明示された。小学校段階では、古典は今につながっているものであることを感じさせ、古典への興味を喚起したい。言葉の力としては、「内容の大体を知り、音読すること」がねらいとなる。そのためには、内容を絵を描くようにイメージ化させたり、正しい読み方を理解して声に出すことが必要となる。小学校の古典学習におけるICTの活用を探る。

提案@ 資料の活用…時代背景や文化、人々の暮らしぶり、情景をとらえる助けとする。
提案A テキストの提示…書き込みをすることで内容理解の助けとする。
提案B 音読・暗唱…音読を示したり、暗唱へと段階的な指導を行うのに活用する。"

筑波大学附属小学校
青山 由紀 氏

4年生・算数「ものの位置の表し方」
本時の授業では、空間におけるものの位置の表し方を考えることを通して,座標の考えの素地となる見方を理解させることを目標 としている。素材の提示には、スクールプレゼンター(内田洋行)を用いる。実物で提示するのは難しい空間座標を,スクールプレゼンターの機能を活かすことで子どもがイメージしやすいようにしたい。
特に,2次元座標と3次元座標とを対比させることによって,空間におけるものの位置を表すためには3つの観点が必要だということを理解させたいと考えている。そのため,子どもがものの位置を表現するのに必要だと考える情報を段階的に与える道具として,ICT機器が効果的に活用できるのではないかと考えた。
ICT機器を用いた教材提示のあり方と子どもの理解との関連を検討するという視点で授業を行ってみたい。

筑波大学附属小学校
山本 良和 氏