サイエンス教育 T40 6月7日 (土) 09:30〜11:30
JST理数大好きシンポジウム in 東京
〜次代を担う人材の育成を目指して〜
第ニ部
・オープニング講演 ・知的好奇心、探究心を高めるSPP<実践事例報告>
・未来の科学者を生み出すSSH<実践事例報告>
講演内容:
【オープニング講演】
文部科学省では、次世代を担う科学技術関係人材の育成を目的として、@理数分野への興味・関心をもつ子どもたちの裾野の拡大、A理数分野に意欲・能力の高い子どもたちの個性・能力の伸長、を施策の柱に掲げ、理数教育の充実に取り組んでいます。現在JSTで実施している事業を中心に、導入に至った経緯や現状、目指す方向についてご紹介します。

文部科学省科学技術・学術政策局基盤政策課 専門官
石橋 晶 氏

知的好奇心・探究心を高めるSPP SPP実践事例報告
独立行政法人科学技術振興機構では、学校、教育委員会等管理機関と大学・科学館等との連携により、科学技術、理科・数学(算数)に対する児童生徒の興味・関心と知的探究心等を育成する活動に対して支援する、「サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト」を実施しています。今回は、 筑波大学、埼玉県教育局、千葉市立千葉高等学校における実践事例について紹介します。

筑波大学大学院システム情報工学研究科 教授
大澤 義明 氏

埼玉県教育局高校教育指導課 指導主事
木村 郁文 氏

千葉市立千葉高等学校
谷口 哲也 氏

未来の科学者を生み出すSSH SSH実践事例報告
文部科学省が指定する「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」は、未来を担う科学技術系人材を育てることをねらいとして、理数科教育の充実をはかる取り組みです。今回は生徒発表として、千葉県立柏高等学校第3学年で実施した課題実験の研究成果「消臭」について報告します。本校ではサイエンスラボという名の課題研究を行っています。その1グループの発表をお聞き下さい。
要約: 「剣道の小手のにおいを何とかできないかい?」話はちょっとした体育の先生の冗談から始まった。今の生徒はにおいに敏感である。生徒の興味にこの話が絡んで消臭実験が始まった。調べたところ、酸化チタンが効きそうだ。でも、においが消えたかどうかをどう判断するか?生徒の挑戦が始まった。

千葉県立柏高等学校
中臺 文夫 氏


未来の科学者を生み出すSSH SSH実践事例報告
文部科学省が指定する「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」は、未来を担う科学技術系人材を育てることをねらいとして、理数科教育の充実をはかる取り組みです。今回は生徒発表として、都立科学技術高校第3学年で実施した課題実験の研究成果について、報告します。

SS研究部としての取り組み 
講演タイトル:実践事例紹介:SS研究部(生物・化学班)の環境浄化を目指した取り組み
講演内容:文部科学省が指定する「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」は、未来を担う科学技術系人材を育てることをねらいとして、理数科教育の充実をはかる取り組みです。今回は生徒発表として、都立科学技術高等学校で再編成されたSS研究部の研究成果について報告します。SS研究部では環境問題解決に向けた研究を行っています。その中の2つの取り組みについて発表いたします。
要約: 授業で学んだ知識・技術を応用して、環境問題解決の糸口を探りたい。しかもそれはこれまで考えられてきたあたりまえの方法ではない科学技術。そんな生徒たちの考え・逆転の発想から生まれた「ファイトレメディエーションの研究(排気ガスを植物に吸収させた環境浄化と排気ガス中の窒素化合物を栄養素として利用するという研究)」と「枯葉を利用した吸着の研究(ゴミとして扱われる枯れ葉を吸着剤として利用しようという研究)」の2テーマについて発表します。

東京都立科学技術高等学校3年生の皆さん 3名
・「ファイトレメディエーションの研究」担当 3年 石川 慧 さん
・「枯葉を利用した吸着の研究」担当 3年 相川 幸平 さん
・SS研究部(科学研究)部長、3年 笠原 敬弘 さん

都立科学技術高校
早川 信一 氏