新しい学校環境づくり T30 6月6日 (金) 13:00〜15:00
学校環境づくりの新たな取り組み1
講演内容:
学校施設と地域との関係を再考する
身近な公共財産である学校施設は、地域に支えられ発展してきましたが、学校施設を取り巻く環境は厳しく、耐震化、エコ化などの課題を抱えています。このような中、学校施設と地域との関係は、どうあるべきでしょうか。
例えば、授業参観、運動会などの機会に、地域の方々が施設の現状を見て、課題に気づくこともあったと思いますが、その気づきを改善にまでつなげてはどうでしょうか。学校施設と地域との関係について、様々な視点から考えてみたいと思います。

文部科学省大臣官房文教施設企画部施設助成課 計画整備専門官
森 政之 氏


PFI活用における学校施設整備の事例と課題
近年PFIを活用した学校施設整備が増加してきている。施設の効率的な活用やコスト削減、また充実した維持管理や備品・設備など、発注者のみならず利用者側にとってもメリットも多いが、提案時のコスト、設計や事業のフレキシビリティやリスク移転における問題などなど課題も多い。自身が計画に関わった事例や調査研究に関わった事例をいくつかとりあげ、その現状と課題について考察する。

千葉大学工学部デザイン工学科 准教授
柳澤 要 氏


甲南CUBE新学部プロジェクト:創造的大学教育と学習環境
甲南学園は、開学90周年に向けた新たな挑戦(CUBEプロジェクト)として新学部マネジメント創造学部(教員20名1学年180名)開設に向け、現在、準備を進めています。新学部は、兵庫県阪急西宮北口駅前に2009年4月開設予定で、大教室講義を廃止し、少人数のプロジェクトを中心とした新たな教育スタイルを実践します。また、学内では学生全員がノートパソコンと携帯電話を携帯し、学内には各自のロッカーも設置されており、日常的な講義やキャンパスライフにおいてもそのような機器活用を図るための設備、システム環境を整備しています。
この講演では、第一に、CUBEプロジェクトのコンセプト、教育内容、育成する人物像について概要を説明します。第二に、そのような教育を実践するために必要な、CUBEにおける講義、学生生活の質向上を図る最新設備やシステムについて、現在の開発状況も含め、紹介します。

甲南大学経済学部 教授
(マネジメント創造学部長 就任予定)
佐藤 治正 氏