新しい英語教育 T13 6月5日 (木) 13:00〜15:00
ICTを利用した語学教育
講演内容:
CALLが変えた発音指導
現在担当している「英語発音学」「LL実践演習T、U」では、CALLを使用して授業を行っている。「英語発音学」では「音声評定ソフト」を使用し、従来のLL設備では出来なかった自らの音声のチェックを行うことにより、効果を上げている。ヴィジュアルな情報、ゲーム感覚の発音チェックで、単調な作業に積極的に取り組む姿が見られる。「LL実践演習T、U」では、ディクテーションを課しているが、スピードを遅くして繰り返し聞くことが可能となり、苦手な学生もあきらめずに取り組む姿勢が見られるようになった。「Speech」では、「読み上げソフト」により、自分のスピーチを即座に音声に変換でき、効果的なスピーチ練習が期待できる。

山脇学園短期大学英語科 准教授
池頭 純子 氏


e-Learningを使って自律的学習力を育てる
日本人は長年英語を学習しているにも関わらず、その成果が上がらないと言われている。その原因の一つに実践の機会(量)が少ないことが挙げられるが、e-Learningはこの問題を飛躍的に改善してくれる道具である。そして、その効果的な学習を支えるものが学習者の自律的学習力である。e-Learningを使って自律的に学習をすることが学習効果を上げると同時に、自律的学習力をも更に向上することになる。東京女子大学のCALL教室を使ったe-Learningの実践と学生の意見などを紹介しながら、e-Learningにおける理論、実践、学習者、教師のそれぞれの役割と授業への応用とその今後の方向性について考えてみる。

東京女子大学視聴覚教育センターキャリア・イングリッシュ課程 専任講師
大塚 貞子 氏


次世代CALLシステム『PC@LL』のご紹介
より効果的な語学学習を行うためにCALLで何ができるのか?PC@LLの取組みを紹介いたします。
●学習者練習音声のワンタッチ回収、評価
●コンピュータによる発音自動判定(音素、リズム)
●アンケート、個別評価を反映したグループ設定、グループ別課題提示
●英語運用能力テスト(ACE CALL)の結果を反映した、個人別学習コース設定

(株)内田洋行