大学教育の新しい取り組み T26 6月5日 (木) 10:00〜12:00
大学教育改革プログラムを利用した新たな取り組み
講演内容:
大学教育改革の推進と国公私立大学を通じた改革支援
我が国の高等教育を取り巻く状況や昨今の我が国における大学改革の動向及び各大学における教育内容等の改革の現状とともに、各大学が特色・個性を一層明確にし、それぞれが取り組む社会の信頼に応える学部教育の実現や国際競争力の強化などの大学教育改革の促進を図ることを目的としたCOEやGPなどの国公私立大学を通じた改革支援の現状について紹介します。

文部科学省高等教育局大学振興課 課長補佐
藤田 常 氏


文部科学省「社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム」採択課題
〜お茶の水女子大学 理科教育支援者養成事業〜

現在、小学校では、実験補佐や教材開発ができる人材(理科教育支援者)が求められている。一方、社会人等に、当該職種で活躍したいニーズがあるが、実験スキル、ITスキル、教育現場の知識が不足しており、再チャレンジが進んでいない。この状況に対してお茶の水女子大学は、文部科学省「社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム」に申請し、「理科教育支援者養成事業」のテーマで採択された。本事業は1)学習アドバイザー、2)理科支援員、理科教材開発者、3)理科支援員コーディネーターの養成を目指す3コースからなり、東京都北区教育委員会、全国小学校理科研究協議会、社団法人日本理科教育振興協会との連携体制で実施している 。

お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーションセンター長 教授(理学博士)
千葉 和義 氏


女性中核教員養成女子大学連合モデル 〜女子大学連合によるプログラム開発〜
多くの女性教員を送り出してきた5つの女子大学がスクラムを組み、学校教育の第一線で活躍する「先生」のキャリアアップを応援します。男女共同参画社会の実現という理念の下、教育委員会等デマンドサイドの意向を反映し、学校現場において今後中核となっていくことが期待される女性教員の養成に向けた研修プログラムのあり方を研究・開発しております。平成19年度専門職大学院等推進プログラムに採択され2年目を迎えるにあたり、現在までの取り組みと今後の展望をご紹介いたします。

日本女子大学家政学部家政経済学科 准教授
女性中核教員養成女子大学連合モデル プロジェクトリーダー
坂田 仰 氏