大学教育の新しい取り組み O09 6月19日 (木) 16:00〜18:00
大学におけるFDの取り組み最新事例
講演内容:
学士課程教育と初年次教育
現在、日本の大学において学士課程教育の構築が強く求められています。
個々の大学において育成すべき人材の目標を設定した上で、アドミッション・ポリシー、カリキュラム・ポリシーを明確にし、学生を教育して社会に送りだすことが必至となっています。
そうした学士課程教育を構築する上で初年次の重要性を忘れてはなりません。
初年次教育は高校から大学への転換期を乗り切り、大学での学習や生活に学生を前向きに向かせる教育です。本セミナーではこうした初年次教育の意味と機能について一緒に考えてみたいと思っています。

同志社大学社会学部 教授
山田 礼子 氏


FD義務化時代を切り拓く「共に創るFD」への挑戦
FDが義務化され、それにいかに対応していけばよいかが新たな悩みごとになっている大学も少なくないのではないかと思われます。大学評価などの際に、FDが一つの重要な評価観点になっていくことは必定で、そのために、イベント的な「FD」がさらに広がっていくことが容易に想像されますが、これからの時代に求められることは、実質的に教育「改善」に結び付くFDを私たち自身の手で作り出していくということだろうと思います。では、実質的なFDとは何であるのか、それを「組織的」に追求していくということはどういうことであるのかといった点について、学問学習共同体の形成という視点から再考してみたいと思います。

京都大学 高等教育研究開発推進センター 教授
大塚 雄作 氏