教育の情報化 T16 6月6日 (金) 13:00〜15:00
教育の情報化に向けて
〜10万教室ICT化支援プロジェクトほか総務省の取組みと教育現場におけるICT活用事例のご紹介〜
講演内容:
総務省における教育の情報化に向けた取組について
総務省では、「u―Japan政策」を策定して、ユビキタスネット社会の実現に向けて、ネットワークの整備とその利活用を推進する様々な取り組みを行っています。
教育の情報化は世界最高水準のICT国家実現の基盤となるものであり、その推進はユビキタスネット社会の実現のために重要な課題となっています。10万教室ICT化支援プロジェクトなど、教育情報化に関係する様々な総務省の取組について紹介いたします。

総務省情報通信政策局情報通信利用促進課長
松川 憲行 氏


NHK教育用映像の配信実証実験プロジェクト「オアシス」
NHKの学校向け番組とビデオクリップを小中学校での授業用に3年間無料で提供することにより、校内LANの有効活用と整備普及を目指すプロジェクトの報告。
オアシスは2006年11月から配信を開始し、現在6,000校を越える学校でご利用頂いています。特徴は、パソコンの全画面表示でも見れる高画質(1.5Mbps)、そして約3,000本という良質なNHKコンテンツの豊富さです。本年度は更に使いやすいサービスを実施する予定で、その内容についても紹介します。

財団法人マルチメディア振興センター
中出 雅信 氏


学校・教育委員会・教育研究団体の連携によるICT活用教育の推進
取手市内の小中学校では,ICT活用を授業改善方法の「選択肢」に入れ,わかる授業の実現を目指すことが常識となりつつある。ネットワーク配信コンテンツ活用推進事業(JAPET)などを通して,例えばコンテンツを投影しての授業が児童生徒の興味や関心を高めるだけでなく,学習内容の理解を深めることを多くの教師が実感しているからである。しかし,教師の「選択肢」にあるICTが日常的に選択され,その活用が積極的に図られているか,といえば疑問が残る。むしろ,教師間の「ICT活用格差」は以前よりも大きくなっているのでは,と不安に思うこともあり,より対象を絞った研修会の開催や日常的な教師支援の必要性を痛感している。
セミナーでは,ICT活用教育を一層推進するため,学校・教育委員会・教育研究団体等が連携しながら,これらの研修や教師支援に取り組んでいる取手市の例を紹介する。

取手市教育委員会指導課 指導主事
石塚 康英 氏


情報モラル教材「伸ばそうICTメディアリテラシー」のご紹介
総務省事業として、小学校5・6年生向けに開発されたICTメディアリテラシー育成プログラム「伸ばそうICTメディアリテラシー」の概要と教育現場での利用方法をご紹介します。

内田洋行教育総合研究所