大学の新たな情報化の流れ O08 6月20日 (水) 13:00〜15:00
大学の情報化
講演内容:
立命館大学における就職活動支援とITシステムの活用事例
立命館大学キャリアオフィスでは、学生の進路・就職支援のみならず、人材育成の方向性を「21世紀のグローバル次代を担う人材育成」に据え、広くキャリア教育まで取り組んでいます。
学生の就職活動支援においては情報提供が大きな鍵を握っています。学生がいかに早く、かつ、スムーズに有益な情報を受け取れるかが、学生の進路の可能性を左右します。
今回は本学が学生向けに提供している “Campus Web”を紹介します。本システムでは、学生は自ら登録した進路希望に応じて最新情報が入手でき、学内外問わず求人票の閲覧もできます。また、就職活動を終えた学生はWeb上で進路を報告するとともに、後輩のために「就職活動記録」を残し、次の就職活動で活かす仕組みもあります。

立命館大学総合情報センター情報システム課長
崔 幸浩

立命館大学 総合情報センター 情報システム課
岡 潤也 氏

立命館大学 キャリアセンター キャリアオフィス
猪熊 兼知 氏


日本国内外でのOCWの展開と課題
OCW(オープンコースウェア)とは、「大学で正規に提供された講義とその関連情報のインターネット上での無償公開活動」のことですが、この導入は、大学にとっては情報発信、それに伴う講義自体の質の向上を もたらすとともに、学び手に対して効率的な学習機会を提供することができます。
日本におけるOCWの現状と展望、その課題についてご講演いただきます。

慶應義塾大学 デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構(DMC) 教授
福原 美三 氏


日本初 eラーニングの専門家をeラーニングで養成する大学院をスタートさせて
日本初のeラーニングの専門家をeラーニングで養成する大学院、教授システム学専攻をスタートさせて1年が経過しました。教授システム学とは、教育活動やコース・教材をシステムとして捉え、科学的・工学的なアプローチを行い、高品質な eラーニングによる教授システムを開発する上で必要不可欠な関連領域「4つのI」: インストラクショナル・デザイン(ID)、情報通信技術(IT)、知的財産権(IP)、マネジメント(IM)を体系化したものである。本専攻の設立に至る経緯から、開講から 1年が経過した本専攻の現状、今後の展開までを、本専攻の特色、教育内容を紹介しつつ概説します。合わせて、熊本大学におけるeラーニングを活用した教育改善のための取り組みについても紹介します。

熊本大学 eラーニング推進機構
熊本大学 大学院 社会文化科学研究科 教授システム学専攻 准教授
松葉 龍一 氏