大学の新たな情報化の流れ O07 6月20日 (水) 10:00〜12:00
大学における新たな潮流
〜現代GPから〜
講演内容:
−実践力をつける実習教育統合支援システム−
時間軸上にコメントを付与・共有する授業評価システム

平成17年度現代GP採択テーマ:“実践力をつける実習教育統合支援システム”の一環として、“現役教師の研究授業・先輩の教育実習における研究授業”をビデオ収録し、ビデオの時間軸に沿って評価コメントを付与・共有する学習支援システムを開発し、運用しています。実習前学習者の動機付け、実習直前の授業ノウハウ伝授、実習後の経験者の視点での評価 といった様々な場面で活用され、好影響が出始めました。システムの概要とコア技術、現在までの実践事例について報告します。

大阪大谷大学 教育福祉学部 教授(情報教育センター長)
独立行政法人メディア教育開発センター 客員教授
京大ベンチャーズ(有)関西教育考学 技術顧問
大倉 孝昭 氏


看護教育におけるeラーニング実践 -CanGoプロジェクト-
看護実践事例学習用eラーニング教材を開発し、授業および臨地実習において活用しています。開発事例は2年間で101事例にもおよび、含まれるデジタルコンテンツの数は知識カード、看護技術映像等併せて約2000個となりました。授業では看護過程の学習が従来行っていたペーパーペイシェント方式と比較し、より学生のイメージ化を促進し効果的な学習を進めることが可能になりました。臨地実習では、一人一台の携帯マルチメディア端末(デジタル看護辞典)で既習の専門知識の復習や看護技術の確認が容易にできるユビキタス・オン・デマンド学習支援環境を提供しています。セミナーでは、開発教材の概要と教育実践について報告します。

大阪府立大学 看護学部 准教授
真嶋 由貴恵 氏


u-Learningによる新しい教育の展開
いつでも、どこでも、誰でも使えるユビキタス学習環境を用いた新しい学習・教育の実践を紹介し、その可能性を探ります。徳島大学工学部における現代GPの実施例を報告し、語学学習、専門科目、さらにキャンパスにおけるユビキタス化(u-Campus)の取り組みについて概説します。

徳島大学 大学院 ソシオテクノサイエンス研究部長・教授
矢野 米雄 氏