校務の情報化 T29 6月9日 (土) 09:30〜11:30
教員1人1台PCの活用に向けて(1)
講演内容:
教員のゆとり確保のための取組〜教員勤務実態・執務環境調査から〜
平成18年から開始された国のIT戦略「IT新改革戦略」では、教員の業務負担軽減を図る見地から、新たに教員1人1台のコンピュータの配備が目標として掲げられており、教員の業務負担の軽減は喫緊の課題となっています。
群馬県では、平成17年度「教員のゆとり確保」のための調査研究(教員の勤務実態・執務環境に関する調査・研究)を行い、教員の多忙・多忙感の原因を把握し、平成18年度からは、校務の効率化・IT化を始めとする、教員の業務負担の軽減、業務効率化の推進に取り組んでいます。
このセミナーでは、調査研究から浮き出た課題、及びそれに対する群馬県の取組について御紹介いただきます。

群馬県教育委員会 総務課
政策グループリーダー
岩瀬 春男 氏

全員の教職員がICTを有効活用!その秘訣は?〜人的環境の整備の必要性〜
 e-Japan重点計画で,IT環境が整った今,次の目標は,いかにそのIT環境を生かして,すべての教員がICTを授業に有効に活用するかである。そのために、つくば市ではどのような取り組みをしているのか。

つくば市教育委員会 指導課 指導主事
吉田 浩 氏


4000台の教職員コンピュータを有効活用するための条件とは
 相模原市では平成17年度より3カ年計画で教職員1人1台のコンピュータ整備を行ってきました。約4000台の端末を有効に活用するためには、ネットワーク等のインフラ整備に加え、グループウェアによる合理的な運用システムの構築及びガイドラインの設定等の環境 整備が必要です。また、個人情報を保護するためのセキュリティポリシーの策定とそれを実行するためのシステムの導入を行うことも求められます。相模原市が学校の情報化をどのようにとらえ、この3年間で何を整備し何を課題としているか、具体的な実践を通してお伝えします。

相模原市立総合学習センター 学習情報班 指導主事
今井 勉 氏