大学の新しい情報化 O06 6月7日 (水) 10:00〜12:00
大学におけるe-Learningの様々な活用
講師:
大阪大谷大学 教育福祉学部 講師
開沼 太郎 氏

大阪大谷大学 情報教育センター
渕上 慎哉 氏


関西学院大学 教務部長
経済学部 教授
村田 治 氏

日本福祉大学
メディア教育センター 副所長
福祉経営学部 教授
影戸 誠 氏
講演内容:
大阪大谷大学でのe-Learning活用事例
「実践力をつける実習教育統合支援システムのご紹介」

〜平成17年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム採択事業〜
「実践力をつける実習教育統合支援システム」は、教員・司書・社会福祉士・保育士など、対面で“高いコミュニケーションスキルを要求される職業”を目指す学生の実習教育を年次進行に沿ってモデル化し、段階的に実践力をつける取組である。本取組では、実習教育を“コミュニケーションスキル養成”という視点で再構築した。
基礎教育、事前指導、実習中、実習終了後と実習教育支援を階層化し、各段階に必要なコンテンツや学習支援ツールを独自に開発した。また、指導記録が次世代の教材として自己増殖的に蓄積されていくe-Learningプログラムでもある。
大阪大谷大学のこの取組と本システムを具体的にご紹介します。

大阪大谷大学 教育福祉学部 講師
開沼 太郎 氏

大阪大谷大学 情報教育センター
渕上 慎哉 氏

関西学院大学におけるe-learningの現状
本報告は、関西学院大学におけるe-learningの現状に関するものである。
本学におけるe-learningシステム構築の内容は、主に、現役学生に対する課題やレポートのネットでの提出、授業コンテンツの電子メディア化、語学教材コンテンツの開発などから構成されている。特徴的な点は、多くの教員が労力を掛けずに、これらの電子メディアを活用できるように工夫がなされている点である。
当日は、現在、授業で使われているコンテンツの中から、ビデオとCDを組み合わせた自習用教材、中国語コンテンツなどを紹介していきたい。

関西学院大学 教務部長
経済学部 教授
村田 治 氏

ICTを活用した英語教育の改革
英語教育においてICTはどのように活用できるのでしょうか。日本福祉大学では、”英語は使うもの、主体的に学び、活用する中でコミニケーションスキル獲得を行う”ことを目指し、英語eラーニング教材を作成しています。これまで学習者の興味関心に重点を置き、独自テキストの開発、さらにはICT活用を促進してきました。
今回紹介のコンテンツは、レラバンス、楽しさをコンセプトにしています。ハワイの病院を見学に行くストーリーを追いながら、海外渡航に関するTIPSを学び、自分一人で海外にいけるよう学習するものです。最終的には、英検準2級から2級レベルまでの学力を身につけることを目的としています。
イラストの選択、ロールプレイ等、エデュテーメント系コンテンツを使用しており、受講者のモティベーションを維持できる工夫を凝らしています。このコンテンツの開発の背景やコンセプト等を中心に、ICTを活用した英語教育について、お話致します。

日本福祉大学 メディア教育センター 副所長
福祉経営学部 教授
影戸 誠 氏