大学改革 T08 6月1日 (木) 15:50〜17:50
今後の大学改革におけるFDの展開
講師:
京都大学
高等教育研究開発推進センター教授
大学院教育学研究科
大塚 雄作 氏

名城大学 大学・学校づくり研究科長
人間学部 教授
池田 輝政 氏
講演内容:
授業評価から授業開発へ〜学問共同体の形成を目指して〜
大学評価の時代にあって、今や、どの大学でも授業評価が実施されています。しかし、授業評価をどのように活用すればいいのかということに関しては、まだ十分にノウハウが積み重ねられていない状況にあると思われます。そこで、実際の授業評価の事例を具体的に取り上げ、「評価」を学問共同体形成のためのツールと捉える視点から掘り下げてみることを通して、ただ実施するだけの授業評価からいかに脱却することができるのかについて、いくつかの方向性を提案していただきます。

京都大学 高等教育研究開発推進センター教授
大学院教育学研究科
大塚 雄作 氏

学校・大学改革を促進する新マネジメント人材〜教育経営ストラテジストの必要性〜
戦略的思考法を駆使して学校・大学の長期ビジョンの実現を促進する人材が、いま日本の教育界に切実に求められている。学校・大学のリーダーを支えて組織の目標を達成する方法論と技術をもつマネジメント人材を教育経営ストラテジストと呼ぶならば、組織内のイノベーションを着実に進展させるためには、このような資質を持つ人をできるだけ多く教育労働市場に供給したい。そのような展望をもって、新マネジメント人材へのニーズを先取りした大学院を開設した。小学から高校までのK−12システムに限定しない、大学まで含めたK−16システムの上で機能するマネジメント人材の育成がいかにして行われつつあるのか、その人材がどのような仕事と成果をつくりだしていくべきかを紹介する。

名城大学 大学・学校づくり研究科長
人間学部 教授
池田 輝政 氏