変わる理科教育 T41 6月2日 (金) 10:00〜12:00
未来の人材を育む「科学技術・理科大好きプラン」第一部
講師:
文部科学省 科学技術・学術政策局 基盤政策課 専門官
小谷 利恵 氏

(独)科学技術振興機構

岩手県立水沢高等学校 教諭
中村 智和 氏

北海道小樽工業高等学校 教頭
池田 尚志 氏

宇都宮大学教育学部 助教授
山田 洋一 氏

香川県教育センター 指導主事
藤枝 秀樹 氏
講演内容:
「科学技術・理科大好きプラン」について
我が国は、科学技術の振興により、豊かな国民生活や社会経済の発展及び産業競争力の強化を実現する「科学技術創造立国」を目指しています。そのためには、国民全体が科学技術に関心と理解を深めるとともに、次の世代を担う青少年が、科学技術に夢と希望を傾け、科学技術に対する志向を高めていくことが重要です。科学好き、理科好きな児童生徒を増やすため、文部科学省では、平成14年度より「科学技術・理科大好きプラン」を実施しています。その概要と状況について紹介します。

文部科学省 科学技術・学術政策局 基盤政策課 専門官
小谷 利恵 氏

未来の科学者を生み出すSSH
文部科学省が指定する「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」は、未来を担う科学技術系人材を育てることをねらいとして、理数系教育の充実をはかる取り組みです。今回は、本事業の概要と併せて、平成15年度からSSHの指定を受け、今年度改めて新規指定を受けた岩手県立水沢高等学校の取り組みについて紹介します。同校は、世界を視野に入れた創造性・独創性にあふれる人材の育成を目指し、学校設定科目「科学特講」、「科学英語」の設置による教育課程の研究や、大学・県内の研究機関との連携、科学部活動の活性化などに取り組んできました。学校設定科目では課題研究の実施と英語を含めたプレゼンテーション作成を通し、研究に必要な態度や情報発信能力の育成を図ってきました。これらの取り組みの様子と、その成果と課題について報告します。

(独)科学技術振興機構

岩手県立水沢高等学校 教諭
中村 智和 氏

知的好奇心・探究心を高める「サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト」
 独立行政法人科学技術振興機構では、平成14年度から文部科学省で実施してきた「サイエンス・パートナーシップ・プログラム事業」の調査研究の成果を踏まえ、平成18年度より、学校、教育委員会等管理機関と、大学・科学館等との連携により、科学技術、理科・数学(算数)に対する児童生徒の興味・関心と知的探究心等を育成する活動に対して支援する、「サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト」を実施しています。
 今回は、本事業の概要と併せて、高等学校、大学、教育委員会における実践事例について紹介します。

(独)科学技術振興機構

北海道小樽工業高等学校 教頭
池田 尚志 氏

宇都宮大学教育学部 助教授
山田 洋一 氏

香川県教育センター 指導主事
藤枝 秀樹 氏