英語教育(小・中学校) T17 6月3日 (土) 13:00〜15:00
小学校英語活動から変わる英語教育
講師:
兵庫教育大学大学院
学校教育研究科 助教授
高橋 美由紀 氏

大田区立池雪小学校
江尻 寛正 氏

飯能市立加治東小学校
澤登 秋夫 氏
講演内容:
小学校の英語教育の方向性〜実践報告を通じて〜
公立小学校の英語活動において、「子どもの発達段階に応じた英語活動」の理論と実際、さらに、中学校の英語教育へ繋がる小学校英語教育の取り組みについて話します。
また、英語教育、言語習得理論から、児童の学年と経験年数に応じた英語活動のあり方をワークショップで展開します。

兵庫教育大学大学院 学校教育研究科 助教授
高橋 美由紀 氏


教えないからこそ学びがある、内容重視の英語活動
「へぇ〜、そうだったんだ」 「えっ、どうなってるの?!」 「やった、わかった!!」
主体性があり、内容があり、ひろがりがある授業には、子どもはとても意欲的になります。
英語活動の中でも、構文を教え込むのではなく、内容を大切にし、子どもの「英語を聞こう」という意欲を育てることを大切にしました。その意欲があるからこそ、聞いて分かったいくつかの言葉から内容を想像します。小学校段階では、この意欲と英語を聞いて分かった体験とが、とても大切だと考えています。
 今回は、「What time is it?」をキーワードに、読み方に一ひねりある時計や、生活時間表を使った活動を紹介します。

大田区立池雪小学校
江尻 寛正 氏

インターネットを利用した海外との交流授業
本校は、埼玉県教育委員会の学校と民間との協働プラン開発事業「学・民ジョイントプロジェクト」としてNPO法人ブロードバンドスクール協会と協働して国際理解教育を進めている。今回の交流校はRuncor Stete Schoolというオーストラリアの小学校と交流を行った。手紙の交流から始め、インターネットのテレビ会議システムを利用して昨年12月から3回にわたって交流授業を実践した。交流授業では、自己紹介やお互いの文化を紹介し合う活動などを行い、実際に海外の子どもたちと触れ合い、身振りや手振りを含めた会話(コミュニケーション)で交流(伝え合い)ができた。

飯能市立加治東小学校
澤登 秋夫 氏