大学改革 O05 6月8日 (木) 15:50〜17:50
今後の大学改革におけるFDの展開
講師:
京都大学
高等教育研究開発推進センター
(大学院教育学研究科兼任)教授
松下 佳代 氏

名城大学 大学・学校づくり研究科長
人間学部 教授
池田 輝政 氏
講演内容:
FDのこれまでとこれから
FD(Faculty Development)とは、教員が協力して大学の教育機能の向上に組織的に取り組むことです。日本では、90年代半ば以降、各大学でFDが行われるようになってきました。しかし、それは政策主導の、したがって多くの教員にとっては強制感のつきまとうものでした。この講演では、FDが、学生たちの学習を変え、教員団自らの教育改善につながるものになるために、いま何が求められているのかを考えたいと思います。

京都大学 高等教育研究開発推進センター(大学院教育学研究科兼任) 教授
松下 佳代 氏

学校・大学改革を促進する新マネジメント人材〜教育経営ストラテジストの必要性〜
戦略的思考法を駆使して学校・大学の長期ビジョンの実現を促進する人材が、いま日本の教育界に切実に求められている。学校・大学のリーダーを支えて組織の目標を達成する方法論と技術をもつマネジメント人材を教育経営ストラテジストと呼ぶならば、組織内のイノベーションを着実に進展させるためには、このような資質を持つ人をできるだけ多く教育労働市場に供給したい。そのような展望をもって、新マネジメント人材へのニーズを先取りした大学院を開設した。小学から高校までのK−12システムに限定しない、大学まで含めたK−16システムの上で機能するマネジメント人材の育成がいかにして行われつつあるのか、その人材がどのような仕事と成果をつくりだしていくべきかを紹介する。

名城大学 大学・学校づくり研究科長
人間学部 教授
池田 輝政 氏