教育改革・大学改革 N04 11月1日 (火) 15:50〜17:50
大学改革と自立的学習のための大学の情報化とは
講師:
東京大学
大学総合教育研究センター 講師
中原 淳 氏

名古屋大学
情報連携基盤センター助教授
(情報戦略FS室兼務)
梶田 将司 氏
講演内容:
ニッポンの大学、なぜe-Learning、教育の情報化が進まないのか
近年、eラーニング、教育の情報化に取り組む大学が、次第に増えてきています。しかし、統計データが示すところによると、その取り組みは、欧米、アジア新興諸国のそれに比べて、決して、進んでいるとは言えません。
取り組みたいけど、取り組めない。なぜ、ニッポンの大学ではe-Learning、教育の情報化が進まないのでしょうか。そこには、大学という組織につきまとう構造的な問題があると考えられます。本セミナーでは、こうした問題を解明し、それを乗り越える方略を考えます。

東京大学 大学総合教育研究センター 講師
中原 淳 氏


大学における教育・研究活動のための次世代情報基盤の構築に向けて
eラーニングに代表される大学におけるIT活用の促進は、費用対効果を重んじながら各大学が独自のIT戦略に基づいて整備・運用する新しい段階に入りつつある。本講演では、名古屋大学情報連携基盤センターにおける名古屋大学ポー タルの構築・運用や、情報戦略 Feasibility Study室の活動、ユビキタスコンピューティング環境下での次世代コース管理システムの開発を目指す ULAN Project(www.ulan.jp,文部科学省研究委託事業)など、名古屋大学での研究・実践をベースとした話題をまじえるとともに、北米の状況とも比較しながら、大学における教育・研究を支える次世代の情報基盤のあり方・方向性について語る。

名古屋大学 情報連携基盤センター助教授(情報戦略FS室兼務)
梶田 将司 氏