パネルディスカッション 日米対話〜デジタルで結ぶミュージアムと学校、そして地域〜
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講師:
【コーディネータ】 科学技術館 水嶋 英治氏
【パネリスト】 ジョエル・ハーバーソン 氏 (ミネソタ科学博物館) 高田 浩二氏(海の中道海洋生態科学館 学芸部長) 高安 礼士氏(日本ミュージアム・マネージメント学会理事)
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プロフィール:
【ジョエル・ハーバーソン氏】 ミネソタ科学博物館(Science Museum of Minnesota)教育技術研究員。インターネットを取り入れた科学教育開発など多くのプロジェクトを推進してきた。学校現場の経験をいかし、ミュージアムと地域の連携に取り組んでいる。 セント・トーマス大学(ミネソタ州セントポール市)にて文学修士取得(教育技術専攻、教育デザインの指導免許取得)。その後、ミネソタ州教育免許状(数学)取得。高等学校で8年間数学を指導した経験がある。
【高田 浩二氏】 1953年 大分県生まれ。1976年 東海大学海洋学部卒。同年大分生態水族館入社、1988年 海の中道海洋生態科学館の設立に携わり、現在にいたる。「水族館は水の生物や環境の情報を発信する博物館」をモットーに、教育施設としての水族館を日々追求している。1997年より(社)日本動物園水族館協会ネットワーク統括委員、2000年より日本動物園水族館教育研究会会長。1997年より継続して文部科学省の委嘱事業を受け、学社融合のための様々な学習教材や教育プログラムの開発にも取り組む。 主な著書に、「博物館をみんなの教室にするために」(高稜社書店)、「教室に博物館がやってきた」(高稜社書店)、「博物館学講座10・13(雄山閣出版)、「Biology of the Megamouth Shark(東海大学出版会)」。 【高安 礼士氏】 日本ミュージアム・マネージメント学会理事。電気学会電気技術史委員会委員。千葉県総合教育センター科学技術部長。 産業系博物館として先駆的な存在といわれた千葉県立現代産業科学館の設立から運営に中心的な役割を果たす。スミソニアン等の海外の博物館とも提携を進めるなど、海外博物館事情にも詳しい。著書に『ミュージアム・マネージメント 博物館運営の方法と実践』(共同執筆・東京堂出版)、『新版博物館学講座』(雄山閣)などがある。
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講演内容:
教育現場では2002年度から「総合的学習の時間」が本格的にはじまり、学校と地域社会の連携がますます重要視されてきている。一方、社会教育施設であるミュージアムも、地域に開かれた教育の場として、幅広い利用・活用を模索している。デジタル技術が進化する昨今、同じ情報社会にある教育機関として両者は、これまでにない新しい関係を構築することが迫られている。今回は、デジタル技術をミュージアムの組織運営や活動に活かすことによる、時間や空間を超えた新しいミュージアムと学校・地域との連携スタイルの可能性を探っていく。米国での先端動向に精通しているジョエル氏、水族館で学校との連携を先駆者的に取り組んでる高田浩二氏、そして長らく理科教育の現場を経験し、さらに千葉現代科学館でミュージアムを経験された高安礼二氏に、具体的事例を通じて今後の方向性について討論する。
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関連サイト:
【ジョエル・ハーバーソン氏】 http://www.smm.org/
【高安 礼士氏】 千葉県立現代産業科学館 http://www.cmsi.jp/ 企業アーカイブズへの提言 http://www.dnp.co.jp/cio/nenrin/suggestion/index.html 千葉県総合教育センター科学技術教育部 http://www.ice.or.jp/~sose/kagaku/
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