「英語が使える日本人」のための戦略構想 T29-C3 5月31日 (土) (13:00〜14:45)
「英語が使える日本人」育成への取組み
講師:
西東京市立田無第四中学校
平出 敏氏
群馬県立中央高等学校 校長
若林 勝利氏
福島県河沼郡河東町教育委員会学校教育課
指導主事
横山 譲治氏
宇都宮大学教育学部 助教授
渡辺 浩行氏
プロフィール:
【平出氏】
インターネット、コンピュータ、CALL、ALTなどを活用した英語科教育の実践がライフワーク。国立教育研究所「情報活用と評価」研究協力者、東京都杉並区立済美教育研究所所員、東京都教育課程委員、東京の教育21情報部会委員、外国語教育メディア学会(LET)関東支部運営委員、中学校英語科教科書TOTAL active.comm編集委員。
【若林氏】
群馬県立中央高等学校は平成14年度Super English Language High School (SEL Hi)に指定された。「英語教育に重点を置いた中等教育学校」を目指している。具体的な研究項目は、(1) コミュニケーション能力向上のための研究開発 (2) 『学校の英語化』の推進 (3) 英語教育における「群馬モデル」の構築 (4) 中等教育学校における英語教育を重視したカリキュラムの開発。

【横山氏】
1985年より小学校勤務。
1992年から1995年 ニューデリー日本人学校派遣 情報教育を推進。
1995年から2000年 福島県会津若松市立城西小学校で情報教育を推進,米国ハワイ州との共同学習「マースビルプロジェクト」を実施。
2001年より現職、国際理解教育と情報教育の支援を担当。

【渡辺氏】
高校英語教師として18年勤務。その後大学でCALL(Computer Assisted Language Learning)を研究実践し、現在は学部・大学院生、現職教員を対象に英語教育を担当。
講演内容:
【平出氏】「中学校英語教材の効果的な活用法と教室環境のありかたについて」
中学校英語教科書準拠バーコード対応CD教材、ビデオ教材、PCソフト教材等を活用した実践例を通して、より効果的に活用する上での教室環境のありかたなどについて考えていきます。 
 
【若林氏】「「英語が使える日本人」育成のための高等学校での英語教育実践」
昨年度のスーパーイングリッシュハイスクール(SEL-Hi)に指定された16校の中でも『学校の英語化』に取り組む群馬県立中央高等学校。生徒のコミュニケーション能力を育成するために英語に親しむ時間を様々な形で提供している同学の実践について若林校長にお話いただきます。

【横山氏】「国際理解教育・英会話力向上の地域連携を目指して」
河東町は、「国際社会に生きる河東の子どもの育成」を目標に、平成11年度より学校教育国際化事業に取り組んでいます。平成14年度には米国と姉妹都市を結び、文化・教育面での交流を始めました。国際理解教育と英会話力向上に向けて地域が連携する取り組みを御紹介いただきます。

【渡辺氏】「必要なのは「コミュニケーションができる日本人」の育成」
日本ではしかるべきコミュニケーション教育がなされていない。それが学校文化・社会だけでなく日本文化・社会全体に認められる。「英語が使える日本人」を育成するためには、同時に「日本語でコミュニケーションができる日本人」を育成していかなければならない。「英語が使える」と言う場合、「何時何処で」「誰が誰を相手に」「何のために何をどのように英語で行う」のであろうか。この見極めなくして、闇雲に英語力を向上さようとしても、それは徒労に終わる。幸い、アジア諸国とICT(Information Communication Technology)がしかるべき方向性を提示している。以上について、主として英語教員養成・研修の立場からご提示いただきます。
関連サイト:
【横山氏】
http://town.kawahigashi.fukushima.jp/
http://town.kawahigashi.fukushima.jp/english/
http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/