情報教育 F19-A4 5月24日 (金)16:00〜17:00 対象
教室にロボットを−MindStormsとJavaを用いたロボット教材−
講師:
福岡教育大学 講師
藤本 光史氏
プロフィール:
1968年石川県生まれ。1991年福岡教育大学教育学部数学科卒業、1993年九州大学大学院工学研究科応用物理学専攻(数学系)修士課程修了。国立富山工業高等専門学校 講師、福岡教育大学教育学部助手を経て、1999年より福岡教育大学教育学部情報教育講座講師。専門は、代数幾何に関する数式処理のアルゴリズムの研究、情報教育の実践に関する研究。最近の著書に、「情報機器操作入門(共著 1999年ムイスリ出版」等。最近の論文に、「和名:Risa/Asirを用いた代数曲線の特異的解消システム」、「和名:無限遠で局所既約なアファイン平面曲線の構成」等。
講演内容:
近年ロボットに対する注目が高まっている。ソニーの犬型ロボット「アイボ」は、その身振りの本物らしさで、ホンダの人間型ロボット「アシモ」は二足歩行で会談を上り下りすることで話題となった。現在はエンターテイメントとしての面が強いが、近い将来、家庭にロボットがいることが普通になるかもしれない。ロボットの仕組みを学ぶことは、プログラムによる機械制御への理解を深めるだけでなく、プログラム言語の重要性を認識し、コンピュータが組み込まれた様々な家電製品の仕組みを理解することにも繋がります。これらの機器の仕組みをブラックボックスにせず、どのように動いているかを知ることは、今後の情報化社会に対応していくために有用と思われます。今回は、ブロックで作成したロボットをJava言語で操作する、総合的な学習の時間のための教材についてご紹介いただきます。