大学経営 O19 6月23日 (土) 10:00〜12:00
大学経営
〜特色ある大学づくり〜
講演内容:
経営・教学改革の現場 - 中長期計画に基づくマネジメントの構築
昨年から『教育学術新聞』の連載「改革の現場―ミドルのリーダーシップ」の調査・取材で毎月2〜3大学を訪問、短期間で30近い大学を訪れ、困難な環境の中、厳しい現実と切り結び改革を推進する中堅幹部、ミドルの奮闘の実相、改革前進への努力と成果、実践経験を見てきた。
そこには、政策策定とその浸透、実効性のある遂行システム、人と組織の動き、トップと現場の一体化、構成員を動かして目標実現に迫る様々な共通の原理が潜んでいる。そしてその中核には、具体的な目標と計画に基づく経営・教学運営、中長期計画に基づくマネジメントの構築がある。事例を基に見ていきたい。

日本福祉大学 常任理事
桜美林大学大学院 教授
篠田 道夫 氏

特色ある医療系の大学作り〜専門学校が大学を作るということ〜
専門学校が大学設置を目指すケースが多い。大学においては、研究とそれを推進する力、国際交流の充実、基礎教育教養教育の充実、学生への卒業研究指導などが専門学校教育に比較しての強みと思われる。また、専門学校の強みとされるものには、小規模故の、学生への面倒見の良さ、しつけ教育も含め学生への学習方法への指導力、効率的経営等があげられる。今後において両者の強みを持った大学が、出現が大きくのぞまれている。

森ノ宮医療大学 専務理事 法人本部長
安田 実 氏