教育の情報化 T49 6月9日 (土) 16:00〜18:00
【地域発のICT利活用】
やまなし発 ポスト フューチャースクールに求める授業力
講演内容:
やまなしICT利活用研究会
【コーディネーター】
山梨県立谷村工業高等学校 校長
手塚 芳一 氏

心の教育に繋がる電子黒板活用実践〜教科・道徳の授業実践において〜
本校3年生で実施した体育科の実践紹介です。発表の柱は次の3点です。
・ウェブカメラを利活用した体育授業
・電子黒板を介してのコミュニケーション能力の伸長
・自尊感情の高まりを目指した授業

甲斐市立双葉東小学校
清水 善弥 氏

心の教育に繋がる電子黒板活用実践〜教科・道徳の授業実践において〜
双葉東小学校は,平成21年度文部科学省「電子黒板を活用した教育に関する調査研究事業」,平成22〜24年度甲斐市教育委員会「ICTを活用したわかりやすい授業推進事業」の指定校です。全ての教室に電子黒板が導入され,自尊感情の高まりを期待した生き方教育の研究をしています。心の教育の充実をベースとした本校の生き方教育の研究概要と道徳の授業実践をご紹介します。

甲斐市立双葉東小学校
佐藤 栄志 氏

思考の「多様性の理解か」「最適化の追究か」〜活用する力を育成する算数科授業に求められるもの〜
昨年度から実施の学習指導要領では、「(1)基礎的・基本的な知識・技能を確実に習得させること (2)それとともに思考力・判断力・表現力その他の能力をはぐくむこと (3)主体的に学習に取り組む態度を養うこと」を学力として規定している。
前述の(2)をはぐくむ上では、活用する力を育成する授業が不可欠となる。その授業では、多くの考え方を表出させたり、課題を解決していく過程を子どもたち自らが創り出したりしていくスタイルで行われているが、多くの考えがあることを知り合うこと=「多様性の理解」の授業が望ましいのか、いくつかの考えの中からより良いものを追い求めていく=「最適化の追究」の授業が望ましいのか、高根北小学校の実践研究から、皆さんとともに考えてゆきたい。

北杜市立高根北小学校 校長
奥山 賢一 氏

思考の過程を観察するタブレットパソコンを用いた実験〜日本語教育において〜
山梨県立大学では、日本語遠隔教育を行っている。今回、遠隔教育を支援するツールとして、各種教材を提示するシステム(edutab)を開発した。EdutabはiPadなどのタブレット端末を用いて、教師とのホワイトボード機能、動画像提示機能、文字提示機能など実現している。このシステムを利用することにより、これまで遠隔教育では困難であった生徒の作業過程を観察することができるようになった。本講演では、edutabシステムの紹介とこのシステムを利用しての授業の様子などについて紹介を行う。

山梨県立大学国際政策学部 准教授
八代 一浩 氏