教育の情報化 T26 6月8日 (金) 16:00〜18:00
校務の情報化の現状と実践事例
講演内容:
校務情報化の最新動向〜教育クラウドと全国標準化〜
文部科学省と総務省では、校務情報化の推進へ向けて、指導要録・健康診断票等電子化の全国標準仕様を定めるとともに、大規模災害に備えたデータセンターにおける運用,教育改善のために高付加価値化等の施策を検討している。校務情報化の劇的パラダイムシフトと、その具体策としてこの6月に公開される「教育情報アプリケーションユニット標準仕様V1.0」、教育クラウド、サービス調達等の最新動向について紹介する。また、従来型の校務情報化の発想では対応が困難であり、調達側の教育委員会と事業者の双方が至急対応すべき点についても解説する。

鳴門教育大学 大学院 学校教育研究科 准教授
藤村 裕一 氏

仮想化技術を利用した校務システムの構築
静岡県富士市では、1,200人の教職員を対象とした校務システムを稼動させています。このシステムは平成23年8月から稼動していますが、構築の要素技術として仮想化が利用されています。
現在稼動中のシステムが、どのような経緯で導入され、どのような仮想化技術が採用され、また、どのようなアプリケーションソフトウェアが稼動しているかを説明します。さらに、稼動実績や課題にも触れます。

富士市役所 総務部 情報政策課 主幹
深澤 安伸 氏

校務システム運用における成果と課題
本市では、校務の情報化を進めるにあたり、校務支援システムを導入し運用しています。運用開始から2年が経過し,様々な成果や問題点が明らかになってきました。これについてご紹介します。また、教育委員会としてICT利活用を活性化するための手だてなども参加される方々と共有したいと考えています。

印西市立内野小学校 教頭
松本 博幸 氏