就業力 T11 6月7日 (木) 16:00〜18:00
就業力の「今」
〜産業界のニーズに対応した教育改善へ〜
講演内容:
就業力育成支援事業は2年間を実施し終えることになりましたが、その2年間で何が得られてきたのか。【⇒GPポータル上で「就業力」を検索】
就業力育成を目標として行った結果、学生の就業力など、どう変わったのか、延いては企業は新卒、そして社会人3-5年目の社員をどう評価しているのか。
初めに、「産業界のニーズ」として、若手社会人のモチベーション、そしてモチベーションの高い人は就職活動においてどのような活動をしていたか、更には大学時代にどのようなことを努力していたか、ということを1500人、20以上の大学を卒業した若手社会人を分析した結果を最初に紹介します。
そして、インターン、コープ教育と様々な産学連携教育を実践してきた「京都産業大学」、地域と連携し循環型教育を持続的な仕組みとして実践してきた「明治学院大学」に御講演を御願いしました。参加者の皆さんと「実学」を実践していくための工夫を見つけて頂き、皆さんが実践していって頂ければ幸いです。

慶應義塾大学 大学院 政策・メディア研究科 特任准教授
伊藤 健二 氏

インターンシップから日本型コーオプ教育へ
〜産官学連携(産業界ニーズに対応した)教育を目指して(事例報告)〜


京都産業大学 理事 (学長特命補佐)
中川 正明 氏

心理学部体験活動サポート室と教育キャリア支援課との協働の試み
明治学院大学では、全学的な就業力育成を標榜し、キャリアセンターを中心に「MGアライアンス」(本学と関 連企業連携システム)による循環型キャリア教育に取り組んできた。学部教育にあっては、たとえば心理学部は 「心理支援論」(2008年度教育GP採択)を基幹科目に据えて、体験活動を重視した「心理支援力」のある人材育成を行ってきている。本報告では、2010年度に新設された心理学部教育発達学科のカリキュラム展開に不可欠・有効な「体験活動サポート室」と、これも新設の教育キャリア支援課との協働の実践を具体的に示したい。これは大学・企業・地域との循環型キャリア支援、わけてもとりわけ教育現場への就業力支援の充実・確立に向けた新たな試みなのである。

明治学院大学 副学長 (心理学部教授)
井上 孝代 氏

明治学院大学 キャリアセンター 次長
海老沢 久美子 氏