教育の情報化 T05 9月22日 (水) 13:00〜15:00
ICT 教育における最新トレンド
〜TwitterやSecond Life等
リアルタイムWebを活用したリアルタイムコミュニケーションの教育利用〜
講演内容:
Twitterの教育利用の可能性を探る - Twitterはどこが新しいメディアなのか
Twitterの新しさは、電話以後の新しい同期メディアだということである。情報の発信者と受信者とが同時に存在している。インターネットの検索もブログもミクシィも、情報の〈そこ〉には書き手は存在していないが、Twitterでは「タイムライン」に「つぶやき」が流れているときには、書き手も〈そこ〉にいる。そして読み手も〈そこ〉に同時に存在している。読み手の反応と書き手の反応がお互いに瞬時にフィードバックされるということがTwitterの「新しさ」だ。アクションに繋がる情報交換がTwitterの意義なのであり、従来のメディアに比べて人間の表情がはるかに豊かに伝わるメディアなのである。このことを活かしたTwitterの教育利用について考えてみたい。

学校法人東海大学 国際教育センター 教授
芦田 宏直 氏

3Diを利用して遠隔で技能を指導することは可能か?
観察は,技能の習得にとって重要な要素です。なぜなら,動きは言葉では表現できないコツも表出するからです。しかし初心者にとっては,観察から動きを言葉として理解できることが重要です。どのように動けば良いのか具体的に認識できるからです。ところが,従来の観察の方法には問題がありました。見る方向によって死角が生じることと,何度も繰り返して観察しにくいこと,そして手本を見せてくれる人がその場にいなければならない点です。この問題を3次元インターネットを利用して解決し,実際に行なった授業実践の成果についてお話いたします。道具の使い方,スポーツやダンスにも応用可能です。

宮城教育大学 技術教育講座 准教授
安藤 明伸 氏

『仮想世界を利用した実演型英会話授業』全学導入への取り組み
語学専門学校 神田外語学院では仮想世界の語学学習ツールとしての利用を検討してきた結果、
(1) 英語を母国語としない環境での学習者に最も必要な「言語を使う場の創出」
(2) 日本人特有の英語を話す恥ずかしさを軽減するアバターを利用した「精神的マスク」
という2点を表現可能とする仮想世界は語学学習ツールとして実用性が高いと判断し、2010年4月よりセカンドライフを語学学習ツールとして全学規模で必修授業に導入致しました。
「教室授業と仮想空間授業との連携」、「日本人講師とネイティブ講師との連携」、「学びと遊びの連携」の3つをキーワードにした授業運営モデルや開発経緯などをご紹介します。

神田外語学院 メディア教育センター 副センター長
今岡 幸美 氏

リアルタイムコミュニケーションを利用した教育への取り組み
Sec1 リアルタイムコミュニケーション
教育の場におけるリアルタイムコミュニケーション利用を実例を交えながらご説明いたします
3Di研究会 Web http://uchida-3d.jp/
Sec2 AR
現在最も注目されている技術であるAR(拡張現実)
内田洋行ではこのAR技術の教育利用をいち早く取り組んでおります。
本日はデモを交えながらご説明いたします。

内田洋行次世代ソリューション開発センター

内田洋行知的生産性研究所